4月19日、防衛省・統合幕僚監部は、中東地域における日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集に従事した水上部隊及び航空隊の活動状況について(令和6年3月分)、発表しました。
以下、発表内容です。
○ 中東地域における日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集に従事した水上部隊及び 航空隊の活動状況について(令和6年3月)
1.活動海域の状況
水上部隊及び航空隊は中東地域における情報収集活動として、特段の異常を確認していない。
なお、海賊対処行動として、3月21日、アラビア海において、UAEの会社が運航するリベリア船籍のタンカー「YAMILAH Ⅲ」が、武器を搭載した小型船舶数隻からつきまといを受けているとの情報を受け、海賊対処部隊のP-3Cは現場海域に向かい、当該船舶と通信を行い、乗員及び船体の安全を確認し、当該情報を海賊対処を任務とする第151連合任務群に対し提供する等の対応を実施した。
2.水上部隊(派遣海賊対処行動水上部隊)
(1)活動した海域:オマーン湾の公海・アラビア海北部の公海
(2)確認した船舶数 193隻(累計 90,577隻)
3.航空隊(派遣海賊対処行動航空隊)
(1)活動した海域:アデン湾の公海・アラビア海北部の西側の公海
(2)確認した船舶数 496隻(累計 82,686隻)
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20240419_01.pdf
○ 海賊対処のために派遣された水上部隊の活動状況について(令和6年3月)
1.直接護衛
(1)護衛回数 0回
(2)護衛隻数 0隻(海賊対処法に基づく護衛開始以来の累計 3,955隻、以下同) 内訳
・ 日本籍船 なし(累計26隻)
・ 我が国運航事業者が運航する外国籍船 0隻(累計 701隻) (そのうち、日本人が乗船する外国籍船 0隻(累計 51隻)
・ その他の外国籍船 0隻(累計 3,228隻) (そのうち、日本人が乗船する外国籍船 0隻(累計 31隻))
※なお、上記には、海上警備行動に基づく護衛(第1回~第41回) の実績は含まれていない。
2.ゾーンディフェンス
(1) 実施日数 16日(累計 2,726日)
(2)確認した商船数 129隻(累計 33,532隻)
3.事案への対処等を行った事例 特になし。
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20240419_03.pdf
○ 海賊対処のために派遣されたP-3C哨戒機の活動状況について(令和6年 3月)
1.任務実績(3月1日~3月31日)
(1)飛行回数 12回(累計 3,267回)
(2)飛行時間 約80時間(累計 約23,360時間)
(3)確認した商船数 441隻(累計 283,469隻)
(4)護衛艦、諸外国の艦艇等及び民間商船への情報提供 21回 (累計 16,299回)
2.事案への対処等を行った事例
3月21日、アラビア海において、UAEの会社が運航するリベリア船籍のタンカー「YAMILAH Ⅲ」が、武器を搭載した小型船舶数隻からつきまといを受けているとの情報を受け、海賊対処部隊のP-3Cは現場海域に向かい、当該船舶と通信を行い、乗員及び船体の安全を確認し、当該情報を海賊対処を任務とする第151連合任務群に対し提供する等の対応を実施した。
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20240419_02.pdf
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Posted at
2024/05/03 06:33:12