メトロポリスに浮かぶ船　〜東京国際フォーラム ガラス棟〜

2014年10月12日（日）。

曇った朝の冷んやりとした空気のもと、

大手町から丸の内・銀座を気ままに散歩。

途中、東京国際フォーラム(TIF)に立ち寄り。

自分の記憶の中ではココは未だに東京都庁舎。





既に完成から20年近い年月が経つが、視覚への訴求は衰えない。

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コンベンションやセミナーで稀に来訪することもあるが、

完全なプライベートは初めてだ。

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生憎の天気で降り注ぐ陽光に照らされる船の姿は撮れなかったが、

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早朝の静かな雰囲気を写すには、むしろ好都合だったかも知れない。

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しかしこの環境に、船のキール（竜骨）やフレーム（肋骨）が、

突如出現するなんて、一体誰が想像しただろうか。

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その意味では、設計者であるラファエル・ヴィニオリの感性は素晴らしいし、

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加えてコンペ時の審査員、大胆な発想を受け容れた関係者の慧眼にも敬服する。

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今回はこの建造物が持つ独特のストラクチャーのみに焦点をあて、

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脚色を排したシンプルな撮影に徹した。

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東京あるいは日本の成長戦略を描くに際し、

組織や個人の文化や知識レベルの向上は、最早不可避だとさえ言えるようだ。

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TIFには、国際コンベンションセンターとしての役割を柔軟にこなし、

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様々なドメインにおける全体レベルアップへの寄与を期待したい。

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メトロポリスに浮かぶ巨大な船の航海は、遥か先の未来に向けてこれからもまだ続いてゆく・・・。

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※EOS 5D MarkⅢ　EF24㎜ F1.4L Ⅱ USM


（了）