花と光

2014年10月25日（日）。

家内が購入した鉢植えと切り花を撮影。

前者はカルーナブルガリス、後者はダリア。




カルーナブルガリスは、少しばかり地味な花。

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今回の鉢は白と薄紫の花弁。

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特に白い花は、その小ささも相まってまるで米粒のようだ。

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しかし、窓辺で光に当てると途端に輝きを増し、目を惹きつけられる。

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カルーナ（Calluna）はギリシャ語のKallunein「掃く」からきている。

古くはその枝から箒が作られたという。

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ヒカリを浴びて、みな一心に上に伸びる姿が、なんとも愛らしい。

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ダリアは大ぶりだ。

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先日神代植物園で多種の同花を撮ったが、今回の花の方が繊細に映る。

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色味や花弁の形状にもよるのだろうが、全体に丸みを帯びた感じ。

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野生の肉厚さがないため、弱々しく見えてしまうのか。

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しかしマクロで撮ると、中心部の花弁のシャープさに驚く。

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一枚一枚の花びらが、くっきりと空間を切り分けている。

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黄から薄臙脂のグラデーションも、この花の形に見事に合っている。

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少しトーンを落とすと、控えめな「キレイ」さが増大するように感じた。

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野に咲く花ではなかったが、十分に目を楽しませてもらった。

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若い頃は、花のある生活など望みもしなかったが、

今はファインダー越しでさえ多くの癒しを与えられている気がする。

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穏やかな暮らしは、何物にも代え難いということだね。

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感謝。



※EOS 6D　SIGMA APO MACRO 150㎜ F2.8 EX DG OS HSM【Top/1-7/10-17】
　EOS 5D MarkⅢ　EF50㎜ F1.2L USM【8-9】


（了）