控えめなハロウィン

神代植物公園の見所の一つである温室は、

2014年9月からリニューアル工事中で、

再オープンは2016年の春とされている。





ということから、もともと大温室にあった植物の一部は、

園内にある植物会館に仮住まいをしている。

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この日の会館には、亜熱帯の植物、

主にランや食虫植物が展示されていたのだが、併せて時節柄、

カボチャや栗など野菜や木の実もあって、控え目なハロウィンを演出していた。

【２】





そんな10月の休日の光景。

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ランにはやはり華やかな印象を受ける。

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もちろん胡蝶蘭の気品ある豪華さを疑うものではないのだが、

種類が異なっても、それぞれの花の優雅さは特筆すべきものだ。

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色や形は違えども、この花独特の咲きぶり、

そして香りが、観る者の眼を、鼻を虜にする。

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しかしその実、鮮やかな色合いと甘やかな香りを放つ綺麗な萼や

複雑な花弁は、受粉支援者や身を捧げてくれる虫を待つ擬態に過ぎない。

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美しくも妖しい南国の艶花なのだ。

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そんな中、少し変わったランを見つけた。

パナマの国花にもなっているぺリステリア・エラタ（鳩蘭）だ。

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花弁の中に羽を広げた白いハトがいる、なるほど。



食虫植物も少しだけ展示されていた。

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結構グロい気もするが、それよりむしろ生きる術に感心する。




季節のディスプレイ。

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飾り過ぎない見せ方に好感を覚えた。

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土の恩恵、植物の恵みに感謝しないとね。

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分割して掲載した神代植物公園〜深大寺〜水生植物園も、

この初秋のシリーズは一旦終了。

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いつもお付き合いいただきありがとうございますm(__)m



※EOS 5D MarkⅢ　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM


（了）