真冬の「花撮り」公園行 【続編】

2016年1月9日（土）。

いつもの公園でのショットその2。

冬季は咲く花が少なく、

被写体選定以前の問題かも。




年始の開園日が前日だったこともあって、

【１】





流石にここも寂しげだった。

【２】





林を巡っても森に分け入っても、基本は単調な色彩の連続だ。

【３】





それでもいくつかの花を

【４】





林の片隅とガーデンショップで見つけ出し、

【５】





森の木立の様子も少し撮ったりしながら、暖かい温室も徘徊。

【６】






少ない色彩だからこそ、

【７】





咲いた花の貴重な明るさや温かみを実感する。

【８】





季節は移っても、

【９】





それを待つ新たな草花たちがいるということに自然の不思議を感じる。

【１０】





いつの時代もいつの日も、

【１１】





それが最期の日のように懸命に咲く花は、

【１２】





真摯で一途で愛くるしくて、

【１３】





そして何より悲しいほどに切なくて。

【１４】






暖かかった武蔵野も冬本番を迎えて、

【１５】





北風の冷たさに背中を丸め、

【１６】





首をすくめる日が多くなってきた。

【１７】





そんな乾いた季節の風に、

【１８】





薄い花弁を預ける花たちは、今を盛りと生き急ぐ。

【１９】





こんな花たちを見るにつけ、寒い日が続いていても、

【２０】





春への長い長い階段を、

【２１】





着実に昇り始めていることに気づかされるようだ。



※EOS 5D MarkⅢ　Carl Zeiss Makro Planar T*2/100㎜ ZE


（了）