ドラマチックなシルエット 　〜１月７日の富士夕景〜

2017年1月7日（土）。

またまたまた富士山の夕景。

冬季限定のパノラマだから、

ついつい被写体にしたくなる。



そろそろダイヤモンドになろうかという位置に、

薄雲と厚雲に阻まれた揺らぐ太陽が沈む。

その全容を見ることは叶わずもどかしい。

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その代わり、時間とともに変化してゆく雲に味があった。

赤く染まったと思うと黄金色に輝き、

最後に青黒く夜の闇に溶けていこうとする不思議なカタチ。

刻々と色を変え形を変え濃度を変えて、富士の姿を側面から彩る。

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やがて、不思議な螺旋状に光る雲が現れ、

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北風に流されていく様が見て取れた。

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ひときわ輝く金色が昏れなずむ空を移動してゆく様子は、

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ちょっぴり寂しげで、見厭きることがなかった。

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冬の夕暮れは思いの外駆け足で、

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そう、なぜかぐっと切なかった。

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※Fuji X-Pro2　Fuji XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR


（了）