フクシア三昧　〜富士花鳥園から〜

フクシアは花が可愛らしいので、

鉢植えなどによく使われる。

とりわけ下向きの花に合わせ、

吊り鉢に植えられることが多い。




この花の原産は南米とされ、温室栽培が基本だ。

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しかし耐寒性を持った種もあり、冷涼な地方でも

戸外での栽培が行われているものもある。

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原産地域ではハチドリによる送粉が一般的らしい。

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確かに花の形状を見るとハチドリと相性が良さそうだ。

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花鳥園には多くの種類のフクシアがあった。

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萼色と花弁色の組み合わせが様々で何れも鮮やかだ。

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ピンク基調、赤、白、燕脂など、

観る者を飽きさせないバリエーションがあるようだ。

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カラーコーデの達人とでも言えそうな多彩さである。

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色と言えば、フクシアというカラーをご存知だろうか？

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この花の色がそのまま色名となっている。

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言い方を変えると、赤紫という感じかな。

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色違いの花色も当然認識されており、フクシアレッドや、

フクシアパープル、フクシアピンクという派生色もある。

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言い得て妙な色合いなんだな、これが(笑)

【１３】






そう、色だけではなく造形もイケている。

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この花、外側の細長い萼と内側の幅広の花弁で形を成す。

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くるりと裏返りそうな萼と豊かな花弁のコントラスト、

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そこに直線的で長さの異なる蕊が加わって、

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個体・見方によってはフクシア色の衣装を着けた、

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小さなバレリーナがくるくると楽しそうに踊っているようにも見える。

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これまでもフクシアを見ることは相応にあったけれど、

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一度に多くの種類をじっくり眺める機会はなかったため、

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結構長い時間愉しめた気がする。

【２２】（真下から覗いてみた。失礼！）





自分でも小さなバレリーナを育ててみたくなった、

ハチドリは飼ってないけどねーー♪



※Canon EOS 5D Mark Ⅳ　Canon EF70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM


（了）