花を手向けよう（3月11日を忘れない）

今日は、３月１１日。

あの日から６年の歳月が流れた。

決して風化させてはいけない記憶。

かの地にも、もうすぐ花が咲く…。








今回は少し旬を外してしまった梅を届けたい。

総て3/4に早朝の都立小金井公園で撮影したものだ。

持参レンズは暗めの望遠ズームのみ。

時季終盤で花選びが難しかったが、北に春が届くことを願って。

難しいと言えば、梅を撮影するのはかなり苦手だ。

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過去のブログに記載したこともあるが、今年も同じ思い。

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硬質な枝に結構な存在感があって構図上のポイントになる。

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蕊が多く広がっているためピン合わせにも苦労する。

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桃のように密集開花せず満開でも多少間遠感がある。

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しかも一直線に花を付ける傾向があって動きがない。

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いやまだまだある。あるんだけど、、ん？自分の技量について

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不問にしている他責気質に気付いてしまった。

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ちなみに梅は、バラ目バラ科サクラ属。

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バラにサクラ☆

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ローズにチェリーの血統♪

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素性はこの上なく写真向きじゃないか！

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しかしだ、しかしながら、何というか梅なのに、、、

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ウメく撮れないというか、いい塩梅にならないというか。

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梅と言えば、やはり「飛梅伝説」だよね。

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「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

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主である菅原道真を慕って梅が一夜にして太宰府に飛んだ。

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道真の情が篤かったのか、梅の慕情が強かったのか…。

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それほどまでに主人と梅の心が通じ合っていたということだろう。

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梅特有の人に通じる波長があるのかも知れない。

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古くから愛される樹木は、人知の及ぶところではないのかもね。

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そんな目で梅の花を観ていると、不思議だけど、

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彼らに感情が宿って映る瞬間があることに気づくだろう。

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梅は関東に春の到来を柔らかく告げて、静かに北に向かってゆく…。

花は　花は　花は咲く



※Canon EOS MarkⅣ　Canon EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM


（了）