休日の狭山公園

2017年11月12日（日）。

天気は良かったけど風が強い。

さてどこに行こうかと迷ったのだが、

久々に狭山公園に出かけることにした。

そこそこ早めに出かけて行ったのだが、

駐車場は満車に近く危いところだった。



車を停めて、まずススキの原に引き寄せられた。

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降り注ぐ陽光を受けて、穂がキラキラと輝いている。

【２】





逆光でもこの16㎜レンズは結構耐性をみせて、ある意味感心。

【３】





個人的にはパースがキツくなる焦点距離のレンズは好きではないが、

このレンズはあまり嫌気が差さず、意外に気楽に使える。

【４】





富士フィルムのAPS-Cレンズとしては重いことが難点だけど。

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そうそう、ススキの方は、穂に光を浴び、風に揺れ、

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まるで遊んでいるかのように季節の最後を楽しんでいた。

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この鮮やかなライトブラウンはラクウショウ。

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近くに寄ってみると、こーんな感じ。

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宅部池の傍に立つ1本の楓が、色付く途上にあった。

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1本の樹に緑やオレンジ、そして真っ赤な葉を付ける姿は圧巻だ。

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まさに今色付き始めたという瞬間を見たようで、

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楓のライフサイクルのほんの一部を共有できたような、

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不思議な仲間意識が生じる、この時季の醍醐味だと思う。

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だから個人的には最盛期よりむしろ、早い段階の紅葉を求めてしまう。

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この後は南の森に分け入り、秋の里山を満喫した。

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秋の澄んだ空から射す陽光と僅かに色付く葉。

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足元は木立に覆われて薄暗い場所があったり、

落ち葉に埋め尽くされた細い山道があったり、

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登山道のような急峻な踏み分け道に出くわしたり、

トレーニング中と思われるマウンテンバイクとすれ違ったり、

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大袈裟に言えば、知らない世界を旅する小さな冒険のようだった。

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鳥の声と枯れ葉を踏むかさこそという乾いた音だけが聞こえる世界。

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喧騒に慣れ過ぎた身には、こんな些細な体験が存外刺激になるものだ。

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つづく・・・。



※Fujifilm X-T2 Fujinon XF 16㎜ F1.4 R WR & XF 90㎜ F2 R WR


（了）