最後の桜さんぽ Vol.２

2020年4月19日（日）。

前回記載のとおり、最後の桜Vol.２。

今回は里桜を主に一部山桜を加えて、

何品種かのブレンドでお届けしたい。



とはいえ、例によって品種特定に自信のないもの含まれるので、

その辺りは緩めにみてやってください。

で、冒頭はいきなりその特定を断念した樹たちから。










続いて、前週も登場した黄色い桜と緑の桜。いずれも里桜。

と言ったけど、もう散りかけになっていたため、色変わりした後で、

赤みが勝って、ともに割りと普通の顔つきになってしまっていた（苦笑）

まずは黄色の鬱金。






そして緑の御衣黄。






もうほとんど散ってしまった一葉。

今回紹介する桜の中では相対的に開花が早い。

新宿御苑を代表する桜としてもよく知られているけど、

自分にとってはなぜかもっと身近な存在なんだよなぁ。




お次は、今回唯一の山桜（園芸品種）、駿河台匂。

地味でそう目立たない桜だけど、香りがとても良い。

染井のような華やかさはないけれど、前回の薄墨同様、玄人受けしそう。














最後は、前週メイン素材だった里桜の花笠。

さすがに花期ももう終わり。

しかし、あの驚くほど多くの花を付けた名残りは随所に見られ、

樹によってはギリで「現役」と言えなくもない感じ（笑）

花笠の名称由来も前週分の回で触れたけど、少し雑学補足すると、

この桜は神代にも多い福禄寿の実生から作出されたらしい。

それが1963年ということだから、僅かに後輩くんになるわけだ。

大輪・八重・紅色が放つ存在感は、見習わないといかんね（汗）
















で、おしまいは普賢象。

武蔵野公園に大木があるが、小金井公園では比較的マイナーな存在。

若いうちは薄紅色で最盛期を過ぎると中心部が徐々に赤く染まる。

花の中央から雌蕊が2本出ており、細い葉のように葉化している。

この雌蕊が普賢菩薩の乗る普賢象の花に似ていることからの命名。

里桜の中には歴史があり、室町時代には既に作出されていたという。

この桜は、秋の紅葉も楽しみなんだよね。
















ということで、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Vol.３につづく・・・。

#STAY HOME



FUJIFILM GFX50S　GF45-100㎜ f4 R LM OIS WR


（了）