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2016年4月3日（日）。

東大農場からの帰り道、

小金井公園に2つの桜の樹を

MINIでMINI(観に)寄った。




小金井公園の西端には桜の園と呼ばれるエリアがあり、

【１】ソメイヨシノ





様々な里桜・山桜が花を咲かせるのだが、

【２】ソメイヨシノ





そこから正反対の東側にもいくつかの桜が咲く。

【３】衣通姫





中でも老木の大島桜と衣通姫が大のお気に入りだ。




〈大島桜〉

お目当ての最長老の大島は漸く花を開き始めた所だったので、

園内で2番目に古いと思われる同じ大島の古木を観賞した。

【４】





大島桜は霞桜の島嶼型で、成長すると15m程になる。

染井吉野などの多くの園芸品種を生み出した親株の桜だ。

【５】





関東以南の島嶼の海岸沿いから山地にかけて多く生育する。

【６】





特に伊豆諸島に多く、それが名前の由来となっている。

【７】





花は白色で5弁、淡い芳香を持つ。

【８】





丈夫で潮風にも強いことから庭木や公園の植林に用いられる。

【９】





因みに桜餅はこの桜の若葉を塩漬けにした物が使われる。




〈衣通姫〉

江戸彼岸群の染井吉野の実生から作られた園芸品種の桜。

【１０】





染井吉野の特徴が多めに残っているが、

【１１】





より野趣を帯びており、病気や虫に強く実も付き易い。

【１２】





その名は日本書紀の衣通姫(そとおりひめ)から付けられた。

【１３】





衣通姫は、記紀に伝承される本朝三美人の1人で、

【１４】





衣を通してその美しさが輝くことから名付けられたという。

【１５】





花期は染井吉野と同じかそれより少し遅い。

【１６】





花は大きく、色は染井吉野よりやや白い淡紅色で、

【１７】





花弁縁の方が淡紅色が一段強くなる。

【１８】





紅白のバランスからか鮮やかさが一層強く感じられる。

【１９】





葉色とのコントラストも絶妙で、特に心惹かれる桜である。

【２０】







この2種の桜に会うことを目的に公園を訪れたが、

【２１】ソメイヨシノ





満開の染井吉野も、やや早かった枝垂れ桜も堪能できた。

【２２】ソメイヨシノ





天気はいまひとつだったが、休日ということもあり、

【２３】ベニガシワ





沢山の方々が思い思いに花見を楽しんでいた。

【２４】






この後小金井公園は、枝垂れや山桜系の品種が続々と

【２５】枝垂れ桜





花を付け始め、ここから暫く「桜週間」の季節が続く。

【２６】枝垂れ桜





桜を観賞できる普通の生活に感謝しなきゃね。



※EOS 5D MarkⅢ　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【Top/1/3-7/11-20/24-26】
　EOS 6D　SIGMA Art 35㎜ F1.4 DG HSM【2/8-10/21-23】


（了）