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2016年8月7日（日）。


朝からもわ〜っと蒸す日曜日、

深大寺に蕎麦を食べに行った。



いつもの神代植物公園脇の駐車場ではなく、門前蕎麦屋が並ぶうちの１つに車を停め、

開店時間まで深大寺周辺を少しだけ彷徨く。しかし何せ暑い。

ちょっと歩くだけでもじわ〜っと汗が滲む。

この辺りは武蔵野の緑が多いので、なるべく陽に当たらないよう木陰の道を選んで歩く。

これまで幾度となくこの地を訪れているが、

未だにココにこんなものあったっけ？という感覚を覚えることがある。

この日停めた駐車場は深大寺の正面から少し調布保谷線寄りで、

普段あまり利用しないエリアだ。

したがって深大寺には南西側から参拝することになる。

【１】（水車館前にて）





調布市の深大寺水車館の前を通って福徳尊に。

何ともふくよかで親しみの持てる容姿だ。

【２】（福徳尊）





脇には龍虎の立派な石板がある。

【３】






木立の奥に進むと、深沙大王堂が見えてくる。

【４】





この界隈は清水に恵まれているが、その清冽な水は

尽きない流れとなってかつて近隣の田を潤してきた。

水を求めて集まった人々の泉に対する感謝の念は、素朴な水神信仰を生み、

やがて仏教の伝来とともにこの霊地に注目し、寺が建立されたということらしい。

【５】






この辺りには木立に囲まれた静かな小径が多い。

【６】





もちろん地域住民の生活道路なのだが、

【７】





深大寺の緑陰が作る古風な侘びのようなものを感じる。

【８】






そして門前そばや土産物を売る店の並ぶ参道へ。

まだ時間が早いので人影も少ないが、

僅か後には家族連れやカップルで大賑わいとなる。

【９】






山門。

【１０】





浮岳山を掲げる扁額。

【１１】





境内に入る。

【１２】





枝垂れカヅラと夏の本堂。

【１３】





常香炉。

【１４】





本堂。

【１５】





旧本堂は幕末に火災で焼失している。

【１６】





現在の本堂は大正8年の再建だ。

【１７】





本堂脇には鬼灯が並んでいた。

【１８】






少し上って元山大師堂。

【１９】





真夏の空気に石仏もちょっぴり暑そうかな。

【２０】






ふと時計を見ると10:30になる。

そろそろ蕎麦屋も開店した頃合いなので、冷水で締めた新そばせいろでも啜りに行くか！



※X Pro2　Leica Summicron 35㎜/f2.0 ASPH＋FUJI Leica M Adaptor


（了）