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2016年10月15日（土）。

久しぶりに晴れた土曜日。

いつも同様ぶらぶらと散歩に出たが、

やはり天気が良いと気持ちも上がる。



この日は花だけではなく、最近頻繁に撮るようになっている、

【１】





緑の葉の類いを織り交ぜて撮影していった。

【２】






何ということのない緑の葉なのだが、よく観察すれば存外面白い。

【３】





特に陽に透ける様子、複雑な葉脈の迷路、重なり合いそして浮かぶ影。

【４】





まだ暖かさの残る時季だからこそ、こうした自然のマジックが楽しめる。

【５】





これから季節が進み太陽の光が斜めになって徐々に勢いが衰え、

【６】





葉が変色し落ちてしまえば、このような場面を見ることもできない。

【７】






その日その時の光の具合で2度はないその瞬間を切り取ることは、

【８】





まさに一期一会、植物たちの生命の謳歌を共有するに他ならない。

【９】





嫌でも季節は進む。

【１０】





しかし、例え待ち望んでも移ろう速度に変わりはない。

【１１】





自らコントロールすることに慣れた我々にはもどかしい限りだし、

【１２】





思うままにならない苛立ちを覚えてしまうことさえあるものだ。

【１３】





しかし、風に身を任せゆらゆら揺蕩う花や葉たちを見ると、

【１４】





そんな我が儘はいつのにか萎んでしまうものだ。

【１５】





受け入れ、受け流し、大事なものは頑ななまでに守り続ける、

【１６】





そんな姿勢を無口に淡々と貫くことが出来たら素敵なことだと思う。

【１７】






繰り返すが、季節は確実に進み、一方で早回しも出来はしない、のだ。

【１８】





主導権は我々になく、あるがままを受け止めるしかない。

【１９】





しかし裏を返せば、この反復に予め目配りすることは出来るハズだ。

【２０】





10年後どうありたいのか、ならば1年後にどうあるべきか、

【２１】





3ヶ月後に何をしておくべきか、では明日、何をすべきか…。

【２２】






季節は進む。

今日も明日も10年後も、季節は休むことなく進み続ける。

だから。。。

【２３】





※Canon EOS 5DsR　Tamron SP 90mm F2.8 Di MACRO VC USD (Model F017)


（了）