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2017年3月5日（日）。

埼玉県比企郡川島町にある

遠山記念館を初めて訪れた。

今回は久しぶりにMINIで出撃。





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ここは当地出身で日興證券の創立者である遠山元一氏の

遺志に基づき「登録有形文化財である建造物の保存・公開

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および重要文化財を含む美術・工芸に関する資料を公開し、

文化および芸術の振興に寄与すること」を目的としている。

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こうした背景を反映してか、美術館そのものも控えめでありながら、

各所に現代風の意匠を取り込んだ凝った造りとなっていた。

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例えば壁面に窪みを作り複数色の間接照明を当てたり、

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壁上部にステンドグラスのような半透明の小窓を設けたり、

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階段の手摺に装飾を加えたり、天井に不思議な絵を描いたり。

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極めつけはホール中央に据えられた荻原碌山の代表彫刻「女」。

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大物が入口に設置されるとコレクションへの期待が高まるからね。

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氏が蒐集した美術工芸品を中心とするコレクションは、

日本と中国の書画・陶磁器、人形、染織品、世界の工芸品等、

合計11,000点にも及ぶそうで、決して期待を裏切らないだろう。

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このコレクションは、季節に応じ展覧会形式で一般公開される。

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丁度この時季は「雛の世界」と称し各種の人形が展示されていた。

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江戸期に開花した人形文化は、日本独自の雛人形を母体として、

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多種多様な人形を産み出してきている。

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今回の企画展は、江戸中期から昭和中期までの様々な人形を

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一堂に集め、日本の人形文化を振り返るといった趣向だった。

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旧家の重厚な家の造りを観てみようと訪れた記念館だったが、

入邸チケット購入のために入った初っ端の美術館で早々に足留め(笑)

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そろそろ邸宅内の観賞に移らないと、続々とやって来る見物客で

立ち止まって写真すら撮れなくなりそうだ（汗）

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ということで、邸内および外観、一部庭園について、

カラー編とモノクローム編の二本立てで後日掲載しようと思う。

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今回もお付き合いいただきありがとうございました。

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※Fuji X-Pro2　Fujinon XF35㎜ F2 R WR


（了）