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2017年4月8日（土）。

朝人出のないうちに出かけようと、

早起きしたけど一向に雨が止まず、

家を出たのは10:00頃になってしまった。




公園に着くと、思った通り多くの人たちが集まり始めていて、

【１】





桜の樹の下にはレジャーシートやロープで陣地取りされていた。

【２】





こうなると桜の並ぶ全景を撮ることに躊躇いを覚えてしまう。

【３】





人の多いところでは出来るだけ構図を上にずらしやり過ごし、

【４】（染井をバックに山桜）





徐々に人気の少ない方向に移動しながら桜を撮っていった。

【５】







今年は例年になく桜を楽しめる期間が長く有難い限りだが、

【６】





3/21の標本木の開花から既に20日が経とうとすることには、

ちょっとした驚きを覚えてしまう。

【７】





開花後に最高気温・最低気温とも例年を下回る日が続いたため、

【８】





開花から満開までに時間を要したということは分かるが、

【９】





それにしても長い花見であることに違和感さえ生じる始末。

【１０】





長いこと特別な「桜の季節」を過ごせたのだから、

得することはあっても害はないんだけどね。

【１１】







漸くこの小金井公園も染井吉野が満開となり、賑やかになった。

【１２】





山桜や彼岸など早咲きの桜たちは葉桜の様相を浮かべ、

【１３】





この後は遅咲きの里桜たちに主役を譲っていくことになるだろう。

【１４】





この日はまだ里桜は蕾も固く、開花までまだ暫くかかりそうだった。

【１５】





場所によっては桜と菜の花、あるいは紫花菜とハナニラとの

鮮やかな共演も楽しめ、この時季ならではの目の保養になった。

【１６】







この時季の小金井公園で、個人的に最も気なる桜の樹と言えば、

公園の東側にある、大島の古木２本と以前も紹介した衣通姫である。

【１７】





公園の北端に近い大きな大島はまだ開花の様子はなかったが、

【１８】





東寄りのもう１本の樹は今が見頃と沢山の花を付けていた。

【１９】





幹の養生のために植えられた菜の花と紫花菜を従え元気に咲いていた。

【２０】






そして前週も会いにきた衣通姫。

【２１】





１週間のうちに真緑の柔らかい葉を芽吹き、花色をピンクに変え、

一部の枝からはハラハラと花弁が散り始めていた。

【２２】





生まれたばかりの白い花が成長とともにピンクに染まる衣通姫。

【２３】





この日あたりが白・ピンク・葉の緑が鮮やかに交差する、

まさに最も美しい姫の姿を見られるタイミングだったのかも知れない。

【２４】





雨上がりのはっきりしない天気のもと、思い切って出かけてきて、

こうしてこの素敵な装いを観ることが出来たことに感謝しないとね。

【２５】（衣通姫の足元の白い花は花びらではなくハナニラ）




今年も美しい花を咲かせてくれて本当に良かった！

【２６】





来年も再来年も、春の訪れとこの桜に逢えることを楽しみに！



※Fujifilm GFX 50S　Fujifilm GF63㎜ F2.8 R WR


（了）