
八重山列島とは南西諸島西部の島嶼群で、
宮古列島とともに先島諸島の一部を成す。
石垣、西表、小浜、竹富などの島々が属す。
いつか訪れてみたいと考えていたこの島々。
幸運にもこの憧れの地を訪れることになった。。。
南ぬ島 石垣空港に降り立ったのは、2018年11月2日(金)15:00前のことだった。
低く垂れ込めた雲から時折大粒の雨が勢いよく落ちる、そんな生憎の天候だった。
しかし気温の方は、さすが南国、11月?と疑うほどの暑さだったな。
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予約したホテルでの無料送迎サービスを利用しようと申し入れしていたのだが、
なぜか迎えの係員の姿は見えず、しばし人気の引いてゆく空港を堪能した(笑)
しばらく待ったが迎えの来る気配はなく、電話で問い合わせをするハメに。
すると、、、ホテルかタクシー会社かは結局よく分からなかったけど、
とにかく「忘れて」いたようだ。のっけから島の厚遇を受けてしまった(爆)
2(誰もいなくなってしまった石垣空港の到着ロビー…汗)
ほどなくホテルの車が迎えにやって来て、無事予約先にチェックイン。
館内施設の説明を受けたが、屋外プールがまだ使えることに軽く驚く。
部屋に入り、室内とベランダからの景色をひと通りチェックしてゆく。
天気が良ければなぁと思ったけど、翌日からに期待するしかない。
予報では曇りだけどね〜(^_^;)
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(寒そうに見えるけど、蒸し暑い)
その後は、館内レストランでの夕食の予約をしたり、部屋で短くテレワークしたり、
ラウンジでフリーのスイーツと飲み物をとったり、小ぶりの売店を覗いたり、
雨の様子を写真に撮ってみたり、気ままに雨の石垣島初日を楽しんだ。
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予約した19:30からはレストランでカジュアルフレンチを堪能した。
ワンドリンクチケットがあったため、泡盛のソーダ割りを飲んでみた。
う〜ん、、、フレンチには合わない(≧∀≦)
ディナーの後は特にすることもないので、部屋でまったり。
時折強く届く雨音に誘われて、少し早めに夢の中へ。
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(このマース煮、美味しかったな)
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石垣島の朝が明けた。
早朝こそ灰色の雲に覆われ小雨も降っていたが、天気は急速に回復していった。
朝食をもりもり食べて、あっという間にチェックアウトの時間がやってきた。
前日空港への迎えを失念したバーターで、この日は石垣港まで送ってくれた(^ ^)
しかも乗船予定の高速船の出航時間に合わせくれた(感謝)
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(山側には灰色の雲が残っている)
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港に到着する頃には、すっかり夏のような青い空が広がっていた。
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僕らは、石垣港12:00発の船で西表島へと向かった。八重山の海は碧く透き通るようだ。
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(西表島が見えてきた)
約45分程で国内最後の秘境とも言われる西表島大原港に入港した。
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(西表島大原港桟橋から)
早速レンタカーを借り出し、島の一本道を北上していった。
古見のサキシマスオウノキの群落近くで車を停めて辺りを見回してみる。
う〜ん、、、日本国内か?という感じの馴染みのない景色が広がる。
潮の引いた浜、マングローブ林に覆われた護岸工事のない川、ヤエヤマヤシ…。
しばし半ば呆然としながら、この景色の総てはリアルな世界なのだと、
背伸びをして理解しようと努めていたように思う。
それほどまでに西表島の景観はかつて馴染みのないものだった。
居心地の悪さはまるでないのに、現実感が乏しく、それでいて現実に圧倒されていた。
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(貴重なヤエヤマヤシの群生)
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27(今回のお供はもう何度目かのFit)
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(島のレンタカーは軽が多いので小型車は貴重かも)
チリチリと肌の灼ける音が聞こえてきそうだった古見を出て、
次に同じ古見の山中にある西表野生生物保護センターに立ち寄った。
西表島と言えば「イリオモテヤマネコ」が真っ先に思い浮かぶ。
近年この島を訪れる観光客が増え、事故に遭うヤマネコの数も増え続けているらしい。
保護センターは、ケガをしたり親を亡くしたヤマネコを飼育し、
その生態の把握を通じて、種の存続に努めている施設なのである。
ヤマネコ以外のこの地の動植物の解説もされていてなかなか興味深い場所だった。
失礼ながらもっとイケてない内装や展示手法を想像していたのだが、
清潔さと手作り感が絶妙にマッチした、好感の持てるセンターだったな。
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(事故後、暫くセンターで飼育されていたイリオモテヤマネコの剥製)
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(この絵、すごく気に入った!「らしさ」が満載で観ていて楽しい!)
この後はさらに島を北上して行くのだが、これらの様子は次回以降に譲りたい。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
八重山の旅はつづく・・・。
FUJIFILM X-H1 FUJINON XF16-55㎜ F2.8 R LM WR
(了)