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2015年1月18日（日）。

この日の朝は東の空に比較的雲が少なく、

ウェーブ状のグラデーションが見えていた。


まだ起ききらない両タワー。

TOKYO TOWER。

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TOKYO SKYTREE。

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やがて朝日が昇る。

寝起きの目に、眩しい朝日は少々刺激が強過ぎるかも知れない。

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富士山に映る朝の柔らかい光を優しく切り取ってみる。

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何かを期待させるような日の出、1日の始まりはいつも魅力的だ。

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魅力的と言えば、先日小金井公園を訪れた際に見かけた展示蒸気機関車C57。

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決して鉄系ではないが、このマシンライクな佇まいには惹かれるものがある。

武骨で男性的な外観と、それに相反する繊細なディテールの融合。

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何年前まで、動輪を回していたのだろう・・・。

猛烈に蒸気と煙を吐きながら、力強く駆ける雄姿に想いを馳せる。

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この日の夕刻は、舞の定期通院（レントゲンや血液検査、薬や療法食の補充）。

帰宅時には陽もとっぷり暮れて、西空は僅かな残照を残すのみだった。

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これから暫くの期間が、最も寒い季節になる。

巷ではインフルエンザが大流行のようだ。

ご覧のみなさまも、どうぞ風邪など召されぬよう。。。

【１４】





※EOS 7D MarkⅡ　TAMRON SP 150-600㎜ F/5-6.3 Di VC【Top/1-9】
　EOS 6D　SIGMA APO MACRO 150㎜ F2.8 EX DG OS HSM【10-12】
　EOS 5D MarkⅢ　SIGMA 50㎜ F1.4 DG HSM【13-14】


（了）

2015年1月17日（土）。

C63の2回目の年次点検で、

車を引き取りにMy Dへ。





この日も武蔵野の空は冬の蒼さを保っていた。

緑の眩しい木。

【１】





冬らしさを感じさせる木。

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大きな樹もすっかり葉が落ちて、少し寒そうだね。

【３】






Dは、主にCLAやGLAの試乗を求めるカスタマーで賑わっていた。

持ち込み・引き取りの代償として、フェルトのトートバッグとキーホルダーをもらう。

63は特に問題もなくメルケアの範疇で整備完了。

3年目もしっかり伴走頼むよ。

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家に帰って寛いでいると、日の入り時刻を逃してしまったが、

太陽が落ちたあとの、空の彩りは相変わらずキレイなものだ。

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背面から照らされる雲が、まるで富士の噴煙のようにも見える。

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富士山に遮られ夕日の届かない空には、冬の蒼が残る。

【１２】





63も無事帰庫し、冬の1日が暮れていった。。。



※EOS 6D　Carl Zeiss Makro-Planar T*2/50㎜ ZE【Top/1-9】
　EOS 7D MarkⅡ　EF70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM【9-12】


（了）

2015年1月12日（月）。

前日に続いて自宅からダイヤモンド富士を狙う。

昨年もちょうどこの日がダイヤモンドだった。





いい塩梅に見える太陽の降下角度。

【１】





しかし、何となく西空の空気がぼやけている。

富士山付近では薄い雲が生じているようだ。

残念だが去年のようなクリアなダイヤモンドは撮影できそうにない。

【２】





それにしてもいかに雲っぽいとは言っても、この眠いピンの画は何だ？

【３】





設定をマニュアルモードに変えてみても、なぜか富士にジャスピンが来ず、

いつまで経っても薄ぼんやりとした山容を漠然と捉えるのみ。

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そうこうしているうちに、陽はますます傾き、

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あっと言う間に富士山頂にかかり、

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見る見る間に沈んでいった。。。

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未練がましくファインダーを覗き続ける。

【８】





とにかく覗き続け・・・？

？？

・・・ん？？？

？？？？・・・おや？

老眼がまたまた進んだのか、カメラが壊れたのか、富士山が二重に見える。

目をこすって、あらためて確認してみても、やはり山頂から稜線がブレている。

【９】





ふと、どこかで見た記事を思い出した。

『観る者と富士山の間に薄い膜（雲や靄、水蒸気など）があって、

　光源が富士山の向こう側に山頂以下の高さで存在するケース等一定条件が整うと、

　雲がスクリーンの役目を果たし、富士山の影が空に投影される。

　いわゆる「二重富士」と言われるものだ。』

【１０】





「二重富士」だったのか！

それで、沈む前の画像も稜線がブレて見えていたわけだ。


影富士のズレ方が少ないため、線ボケに見えなくもない、微妙な味。

影は富士山の後方にできているかのように見えて、実は手前にあるとは。

しかも沈む太陽の動きで、陰影も変わり、影のできる場所も移動している。

【１１】






ダイヤモンドを狙ったが、期せずして微妙な二重富士を撮る結果になった。

【１２】






ダイヤモンド達成度50%、二重富士達成度50%として捉えれば、

期待値に見合った100%の満足度になったとも言えなくはない。

狙って撮ることも簡単には叶わないのだろうから、結果論として悪くはないか。

（何のために自分を説得しているのか分からない自分に気付く自分、って哲学か）


いずれにせよ、哲学的ではない自然の不思議に翻弄された冬の夕刻。

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その後は、わずかに残り、そしてたちまち消えゆく残照を眺めていた。

【１４】






ダイヤモンド富士からの二重富士、完了の巻。

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※EOS 7D MarkⅡ
　　＋TAMRON SP 150-600㎜ F/5-6.3 Di VC【Top/12】
　EOS 5D MarkⅢ　
　　＋Canon EF70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM【1-11】
　　＋SIGMA Art 50㎜ F1.4 DG HSM【13-15】


（了）

2015年1月12日（月）、成人の日。

関東は冬型の気圧配置が続き、

この日も強く冷たい北風が吹いた。





2回目の1年点検のため、My DにC63AMGを持ち込んだ。

待つのも億劫だったので車を預け、ぶらぶらと歩いて帰宅。

道すがら目に留まった武蔵野の冬光景をカメラに収めてみた。

取り立てて面白いものや目を引く被写体はないが、それが日常。



冬枯れた植物の蔓に盛大に覆われる民家の塀が寒々しい。

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続く晴天で、積まれた木材は乾燥が進む。

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季節外れの手水鉢には枯葉が沈む。

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青空に浮かぶ果実。新鮮な黄色が目に優しい。

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冬の花の代表である椿もしっとり鮮やか。

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青々、生き生き、もこもこに剪定された庭木。

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縦横にスクスク伸びる「葉」。

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天に向かって伸びる「葉」。

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太陽を探し求めて伸びる「葉」。

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違った意味で、伸びる「歯？」。

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道端に素心蝋梅が咲いていた。青空と。

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冷たい空気の中で一心に咲く。

【１２】







強風の中、僅かな時間、僅かな距離の散歩未満のそぞろ歩きだったが、

冬の武蔵野の青空のもと、清々しい一時（いっとき）になった。

【１３】





この空模様なら、夕方のダイヤモンド富士に期待が持てる！かも知れない・・・。



※EOS 6D　Carl Zeiss Makro-Planar T*2/50㎜ ZE


（了）

2015年1月11日（日）。

この日は当家から所謂ダイヤモンド富士(*)が

観賞できるのではないか？と期待していた。






(*)昨年のダイヤモンド富士



当日の朝は多少靄ってはいたものの、

陽の昇る直前にも富士と月が視認できるような上々の天気だった。

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赤々とした朝日を雲間に望みつつ、連休中日がゆっくりと始まってゆく。

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太陽が昇ると、富士はその雄大な姿をくっきりと現してくれた。

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しかしながら、夕刻の西空は複雑な形状の雲の群れに覆われ、

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富士山自体の所在すら分かり難いSORA環境になってしまった。

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休日と重なり絶好のチャンスだったものの、自然の悪戯には勝てず、

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「純度の低い」ダイヤモンドに留まることとなった。

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雲の隙間に見え隠れする稜線から推測するに、

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日の入りはほぼ山頂付近だったように思う。

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気持ちはカラット数の高いダイヤモンド、結果は軽石程度になってしまった。

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・・・何とも残念。天候を変える術は持ち合わせないので、

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急仕立ての神頼みにて、連休最終日に期待することとなった。果たして・・・。

【１４】





※EOS 5D MarkⅢ　EF 70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM【Top/1-4/13-14】
　EOS 7D MarkⅡ　TAMRON SP 150-600㎜ F/5-6.3 Di VC【5-12】


（了）