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2015年1月10日（土）。

冬のこの時期、東京においても、

空気の透明度が上がる。






冬型の気圧配置が続くことで、晴天になる確率も高い。

つまり、他の季節に比し、より遠くを見渡せる絶好の機会になる。



朝起きると、まだ明け切らぬ空には月が居座っていた。

【１】





そして東から太陽が光を注ぎ込みはじめる。

僅かな日数の間に、陽の昇る位置が変わっていることにあらためて驚く。

【２】





富士が桜色に染まる。

【３】





上空の青さが増し、

【４】





やがて富士の山肌は黄色い光に満たされた。

【５】







一転、夕刻。

スカイツリーに柔らかく赤味がさし、

【６】





新都心も夕べの表情を浮かべはじめる。

【７】





この日は、ダイヤモンドに近い富士、すなわち山頂と太陽の交錯にほど近い日の入り方角だった。

【８】





山向こうに周った太陽は、背後から山頂付近の雪煙をヒカリで持ち上げる。

【９】





ほんの少しの時間経過が、輝く場所を変化させる。

【１０】





今日も裾野付近を飛行機が横切っていった。

【１１】





どう表現すれば良いのか、まるで「透明な夕焼け」のようだ。

【１２】





この日のShowは、宇宙の青さと火の赤さが混じり合う魅惑の時間で終演となった。。。

【１３】





※EOS 7D MarkⅡ　TAMRON SP 150-600㎜ F/5-6.3 Di VC【Top/1-7/9-11】
　EOS 5D MarkⅢ　EF 70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM【8/12-13】


（了）

2015年1月4日（日）。

朝は曇りがちだったこの日、

陽の沈むまでに俄かに空が開けた。




朝の富士は笠雲から変形した不透明な雲に山頂部を覆われていた。

【１】




【２】




【３】





しかし、夕刻までに厚い雲は風に流され、遠く地平線に波上のうねりを残すのみとなった。

陽の沈んだ直後にはまた飛行機雲がひと筋・・・。

【４】





山頂の雲が赤く輝く。

【５】





遠景でもわずかに山頂の雲の輝きがわかる。

【６】





漏れるヒカリが途絶え、急速に夜の気配が増してゆく。

【７】





空の赤味が一層深まり、

【８】





冬の1日は、静寂の時間に落ちてゆく・・・。

【９】





※EOS 5D MarkⅢ　EF70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM


（了）

2015年1月3日（金）。

朝からすっきり晴れたこの日。

太陽を隠した富士が流麗な影絵を魅せてくれた。





暮れゆく空は、茜色。

摩天楼が染まる。


【１】





富士の肩に掛かった陽は、みるみる間にその姿を山陰に消してゆく。


【２】





完全に富士の向こうに回った太陽は、雪煙を激しく照射する。


【３】





見事な空のグラーデーション。


【４】





暮れゆく中で、短いながら飛行機雲とのコラボレーション。


【５】





さらに飛行機雲が増える。


【６】





上空はすっかり闇に覆われ、地上の街にも夜の帳が降りようとしていた。。。


【７】





※EOS 5D MarkⅢ
　　＋EF70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM＋2×Ⅲ【Top/1-4】
　　＋Carl Zeiss Apo-Sonnar T*2/135㎜ ZE【5-6】
　　＋SIGMA Art 50㎜ F1.4 DG HSM【7】


（了）

2015年1月5日（月）。

5日間の休日があっという間に終わり、

繰り返してきた日常の日々がはじまった。





当たり前だけど、変わらず天を衝く摩天楼。


【１】




【２】





ことさら朝陽の眩しさを感じた。


【３】





そして帰路に、夜のビル群を丸い月と。

【４】




【５】




【６】




【７】





最後は初台の新国立劇場のアプローチを。


【８】




【９】





習慣とはコワいもので、いつの間にかアタマが戦闘モードに切り替わっていた。

ペース配分を間違えてオーバーヒートせぬよう、無理せずゆっくりスタートしよう！



※EOS 6D　
　　＋EF14㎜ F2.8L Ⅱ USM【Top/1-7】
　　＋Carl Zeiss Makro-Planar T*2/50㎜ ZE【8-9】


（了）

正月３ヶ日もあっという間に過ぎていった。

朝晩通じてスッキリ晴れたのは3日のみだった。

その3日の朝日と明け行く富士山を掲載しよう。





この日の早朝は厳しい寒さだったが、空は晴れ渡っていた。

未明・・・。

都庁・ドコモ・パークハイアット・東京タワー・六本木ヒルズが並ぶ摩天楼。

【１】





このとき西方の富士は、薄明かりの中、白い山肌をまるで自らが光るかのように浮かべていた。

【２】





この直後から、昇る太陽を撮ってみた。

気ままな手持ち撮影のため、構図や焦点距離が異なる点はご容赦を。

【３】




【４】




【５】




【６】




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陽の昇った直後、富士が灰色に見える時間がわずかに存在することに気付いた。

瞬く間に薄紅色もしくは白に変わってしまうのだが、確かにそうした瞬間がある。

目一杯望遠で寄って撮ったグレイカラーの富士。

【９】





これが少しのちにはピンクに染まってゆく。

【１０】





広角で切り取った方がわかり易いかも知れない。

こちらが、グレイカラー。

【１１】





そしてピンクに染まる。

【１２】





建物の反射を見るに、先に空だけが紅色を帯びることで、

雪の山肌が実際よりくすんで見えてしまうのだろうか。


ということを深く考える間もなく、ここに写るいつもの街に戻る時になった。。。

【１３】





※EOS 5D MarkⅢ　EF70-200㎜ F2.8L IS Ⅱ USM＋２×Ⅲ


（了）