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2016年08月23日 イイね!

京の香り 〜真夏の恵林寺 甲斐武田氏の菩提寺を訪ねて〜

京の香り 〜真夏の恵林寺  甲斐武田氏の菩提寺を訪ねて〜
2016年8月6日(土)。


三峯〜雁坂峠を越えて、

山梨県の甲州市に至った。




国内ワインの産地としても知られる同市には、

信玄公を生んだ甲斐武田氏の菩提寺がある。

それが臨済宗妙心寺派乾徳山恵林寺である。


恵林寺は元徳2年(1330)に甲斐牧ノ庄の領主を務めた二階堂貞藤が、

夢窓国師を招き、自邸を禅院として創建したことに始まる。

武田信玄の信を受けた美濃の快川和尚の入山でいよいよ寺勢を高め、

永禄7年(1564)には、信玄公自らが寺領を寄進し同山を菩提寺と定めた。


武田氏滅亡後、恵林寺は織田信長の焼き討ちにあい、快川和尚は

「安禅必ずしも山水を須(もちい)ず、心頭滅却すれば火も自ずから涼し」

との言葉を残し、百人以上とも言われる僧侶等とともに火に包まれた。


真偽はともかく、三門の扁額にこの言葉が残る。。。

その後徳川家康の手により復興され、柳沢吉保の庇護で寺運は発展、

吉保夫妻も恵林寺を菩提寺として霊廟を設けている。

庭園は鎌倉時代のもので、夢窓国師の作庭。


かように恵林寺は、国の史跡・名勝にも指定される、重量級の名刹に違いない。



恵林寺の南の入口に建つ総門(通称黒門)。

薬師門形式だ。

【1】

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四脚門(通称赤門)。

【2】

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徳川家康の再建と伝えられる国の重要文化財。

【3】

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快川和尚の遺偈を掲げる三門。

【4】

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開山堂。

【5】

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堂内には、夢窓国師、快川和尚、末宗和尚の

三像が安置されている。

【6】

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仏塔。

【7】

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境内の前庭には池と生い繁る樹々と花。

【8】

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【9】

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【10】

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片隅に咲いた紫陽花。

【11】

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紫陽花の花の下に穴を掘り昼寝を決め込むワン。

【12】

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【13】

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そして、庫裏から方丈に進む。

【14】

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【15】

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【16】

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【17】

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【18】

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【19】

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まるで京都の寺院を訪ねたかのような錯覚に陥る。

【20】

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【21】

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【22】

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【23】

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【24】

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うぐいす廊下。(この廊下、啼く啼く…汗)

【25】

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信玄公の眠る真夏の甲州恵林寺には、

【26】

Lr-2569-2



夢窓国師の残した微かな都の香りが漂っていた。

【27】

Lr-2571



※X Pro2 XF 16-55㎜ F2.8 R LM WR【1/4-7/14-27】
 EOS 5D MarkⅢ EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【Top/2-3/8-13】

 

(了)
Posted at 2016/08/23 06:45:06 | トラックバック(0) | 神社・仏閣 | 旅行/地域
2016年08月21日 イイね!

雷電廿六木橋(ループ線)と道の駅みとみからの木賊山

雷電廿六木橋(ループ線)と道の駅みとみからの木賊山
2016年8月6日(土)。


三峯神社からの帰路は、往路とは変えて

勝沼ICから中央高速に乗ることにした。



三峯を出て雁坂トンネルを目指しR140を進む。

と、忽然と大きなループ道に差し掛かった。

【1】

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これが雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)だ。

【2】

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「雷電」は、秩父地方に伝わる「でえだんぼう」伝説に基づいた『雷電坊物語』に由来し、

「廿六木」の名称は、道路の付け替えに際して移転を余儀なくされた集落の名に因むそうだ。

【3】

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国道140号および県道210号線にある、1998年に竣工されたループ線なのである。

【4】

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上流と下流に生じる120mの落差を埋めている。

【5】

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滝沢ダムを背後に擁し、下を中津川が流れる。

【6】

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1999年5月に土木学会田中賞(作品部門)、プレストレストコンクリート技術協会作品賞、

10月には平成11年度グッドデザイン賞を受賞し、意匠設計を担当した大成建設の技術者が、

【7】

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日本コンクリート工学協会賞作品賞を受賞するなど、国内有数の建造物として確固たる地位にある。

【8】

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もっとダイナミックなアングルで撮れる場所もあったが、車を停める場所がなく、

やむなく公共駐車場に停めてどうにかループの各パーツを分割撮影できた。


【9】(雷電廿六木橋の公共駐車場にて)

Lr-2514-4





通行料金730円を払い雁坂トンネルを抜けて、甲州側を暫く進むと道の駅「みとみ」に出る。

【10】

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風間深志さんのコーナーがあり、北極点に到達した世界唯一のバイクが展示されていた。

駐車場からは間近に迫る木賊山が見える。

【11】

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木賊は秩父と山梨の境にある2,469mの山で、奥秩父山域の主脈の一峰にあたる。

甲武信ヶ岳と雁坂峠を結ぶ稜線上にあり、季節には石楠花が咲き乱れることで知られる。

【11】

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C63も大きな山を眺めながら暫し休息をとる。

【13】

Lr-3115



気温は高いけれど、木陰を通る風は爽やかだった。

【14】

Lr-3110-2




さてと、そろそろ次の目的地まであとひと走りしようか。

【15】

Lr-3113-3



※EOS 5D MarkⅢ EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【Top/10-15】
 X Pro2 XF 16-55㎜ F2.8 R LM WR【1-9】



(了)
Posted at 2016/08/21 20:04:21 | トラックバック(0) | 建造物・建物 | 旅行/地域
2016年08月20日 イイね!

盛夏の三峯神社

盛夏の三峯神社
2016年8月6日(土)。


このところずっと気になっていた

秩父の三峯神社に参拝した。



※Top画像は、三峯神社の御神木と手水舎



これまで思い立っては立ち消えていた三峯参拝。


最大の躊躇の理由は、やはりロケーションだ。

三峰神社は、自宅から下道ばかりで100km程ある。

後半は結構急峻な山道を進むことになる。

とは言っても、秩父だし所詮お隣の埼玉県でしょ、と思われるかも知れないが、

整備された交通網に甘やかされた身には、下道100kmはなかなかの秘境なのだ。


電車で行くという方法もないわけではない。

西武池袋線の終着駅である西武秩父まで行き、秩父鉄道で三峯口へ。

さらにバスに乗り換え、一体どれだけかかるのだろう?

運行本数も多くはないだろうし、電車・バスを使うにも少々萎え気味になる。


そんな三峯神社になぜ行こうと思ったか?

それは極めて単純で、暑いので高い所に行きたい、

できればそう混雑していないところがイイ!だった。

何だかこの理由はバチが当たりそうな気がしてきた(汗)


そんなわけで朝6:00過ぎに家を出て、8:45頃三峯神社の駐車場に辿り着いた。

ルート後半に信号が少なかったことも幸いし、

当初5km前半だった燃費も7km直前にまでなった。



さて、三峯神社の歴史は古い。

日本武尊が碓氷峠に向かう途中ここに登り、

当地の山川の清く美しい様子に感銘を受け、

この国の永遠の平和を祈りお宮を造営した、

これが当社の創まりであるとされる。


その後まさに様々な栄枯盛衰を極め、明治の神仏分離令により、

寺院を廃して三峯神社と号し、現在に至るとされる。

【1】

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特徴的な三連の「三つ鳥居」。

【2】

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御眷属信仰によってお犬様=狼が鎮座する。

【3】

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深く荘厳な森の中を進んでゆく。

【4】

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森の片隅に咲いた小さな花。

【5】

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大迫力の随身門。扁額は増山雪齋の筆跡。

【6】

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木立の中を参道が続く。

【7】

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参道にそそり立つ夫婦杉。

【8】

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拝殿が見えてきた。

【9】

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絢爛たる手水舎。

【10】

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【11】

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青銅の燈籠。

【12】

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八棟燈籠。木製は珍しいし、見事な仕事ぶりだ。

【13】

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拝殿前の石畳。水をかけると赤い眼の龍神が浮かび上がる。

【14】

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拝殿は日光の陽明門を思わせる煌びやかさだ。

【15】

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【16】

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【17】

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【18】

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祖霊社。

【19】

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数々の彫木も原色が豊かで見飽きない。

【20】

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【21】

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【22】

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【23】

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【24】

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【25】

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最後は遥拝殿から見た秩父の山々。

【26】

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関東に残る数少ない修験場は標高1,100m。

三峯神社は、清々しく心地の良い風が通り抜けるも、

厳かで強力なパワースポットだった。



※EOS 5D MarkⅢ EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【Top/3/5-6/15/18/20-25】
 X Pro2 XF 16-55㎜ F2.8 R LM WR【1-2/4/7-14/16-17/19/26】



(了)
Posted at 2016/08/20 18:53:11 | トラックバック(0) | 神社・仏閣 | 旅行/地域
2016年08月19日 イイね!

涼しげなレースの衣装 〜へび瓜の季節〜

涼しげなレースの衣装     〜へび瓜の季節〜
2016年7月31日(日)。

ここ暫く公園ではキカラスウリや

オオカラスウリの花が咲いていた。

ということはそろそろあの花も…。




花の咲き順としてはキカラスウリ→オオカラスウリ、

そして今回の主役であるヘビウリであると学んだ。

【1】(オオカラスウリ)

Lr-3015-3



ヘビウリは、カラスウリの近縁種でインド原産だ。

わが国では主に観賞用として育てられるが、

東南アジアや中国、台湾などではポピュラーな

食材として用いられる(意外と美味しいらしい)。

【2】(ヘビウリの花)

Lr-3024-3




最大の特徴はうねうねと伸びる実の形状にある。

大きなものだと1.5mにもなると言われ、

くるりと巻いた先端は意志を持つようで、

まさにヘビそっくりである。

【3】(ヘビウリ)

Lr-3033



併せて実の形からは想像のできない花…。

【4】(ヘビウリの花)

Lr-3027-2



真っ白な5枚の花弁に、くるくるの蚕糸状の飾り。

【5】(ヘビウリの花)

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まるでレースの衣装をまとったような優雅な姿だ。

【6】(ヘビウリの花)

Lr-3031



それはあたかも夏の強い陽射しをレースの日傘で

涼し気に受け流すミステリアスな高原の令嬢のようだ。

【7】(ヘビウリの花)

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さて、蛇令嬢の花を堪能できたので、

ここからは大暑の季節に咲いた花たちを撮影。

ヘビウリに勝るとも劣らない清々しさのサギソウから。

【8】(サギソウ)

Lr-3051-2



つくづく不思議なデザインだよね、この花も。

【9】(サギソウ)

Lr-3053-3




西日本と東日本で分布する色に違いがあるという

ゲンノショウコ(ミコシグサ)。

【10】(関西に多い赤花)

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【11】(関東に多い白花)

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同じセンナ属で紛らわしい花だなぁと思う2種。

ハブソウはハブに噛まれたた際の解毒に使うとか。

【12】(ハブソウ)

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一方エビスグサはハブ茶の原料。なんだそれ?分かりづらいぞ!

【13】(エビスグサ)

Lr-3040




ではその他の花々を例によって一気に掲載。

【14】

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【15】

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【16】

Lr-3012



【17】

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【18】

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【19】

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【20】

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しかし夏の花は夏の花らしいね!(えっ?)

【21】

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【22】

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【23】

Lr-3057-3



【24】

Lr-3047-3



【25】

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【26】

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【27】(黒ほおずき)

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レースの衣装に少しだけ涼しさをもらえた、そんな大暑の1日。

【28】

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7月の撮影分はこれにて漸く打ち止め(遅っ)。

【29】

Lr-3068



今回もお付き合いいただきありがとうございました。



※EOS 5D MarkⅢ SIGMA APO MACRO 150㎜ F2.8 EX DG OS HSM


(了)
Posted at 2016/08/19 06:43:16 | トラックバック(0) | 花・樹・草・葉・実 etc. | 趣味
2016年08月17日 イイね!

なんでもない夏の朝 〜日曜日の吉祥寺〜

なんでもない夏の朝 〜日曜日の吉祥寺〜
2016年7月31日(日)。

昼前後から天気が崩れると聞き、

雨の降る前にと洗車に出かけた。

帰路そのまま吉祥寺にプチ寄り。

普段は五日市街道側から入る吉祥寺だが、

この日は洗車場の関係で吉祥寺通りから訪れた。




まだ7:00過ぎだったので、店はどこも開店前だ。

東急を越えたところでヨドバシ方面に右折すると、

月窓寺の門が開いているのが見えたので、

車をパークタワーに停めた後、ふらりと寄ってみた。

【1】

Lr-3193-2




吉祥寺には吉祥寺という寺はないという話は、有名な逸話なのだが、四軒寺はご存知だろうか?

以前のブログでも取り上げたが、吉祥寺の北側に四軒寺という名の交差点がある。

あれはまさに安養寺、光専寺、蓮乗寺、そして月窓寺という4軒の寺を表したものだ。

【2】

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今でこそ大繁華街を抱える吉祥寺だが、昔は武蔵野のただの原野に過ぎなかった。

甲武鉄道(現中央線)の駅を造る際、地権者の反対により計画が暗礁に乗り上げ、

見かねた四軒寺が土地を提供した経緯がある。


その後、吉祥寺駅周辺は大発展を遂げる。

善意で土地を貸した月窓寺は、期せずしてサンロードやハモニカ横丁など

商業エリアのほぼ全てを所有する恰好になった。


打算ではなく善行を積んだ結果、月窓寺は、

国内宗教法人の納税番付で常にTop3を争う裕福な寺院となったのである。

 ※実は四軒寺の他の寺もTop10を争う逸材揃いだ。。。

まるで法話のような出来過ぎた話だね^_−☆

【3】

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月窓寺(正式名称:雲洞山天暁院月窓寺)も、この時間はひっそりと静寂に包まれ、

吉祥寺の街中にいることを忘れさせる空間になっている。

【4】

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月窓寺を出て少しだけ街中を歩いてみた。

【5】

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日曜の朝の吉祥寺は、普段の喧騒はどこへやら、

【6】

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駅へ向かう人も疎らで、意外に静かなものだ。

【7】

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日中は人でごった返すShopも今はただ静かに佇んでいる。

【8】

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あと3時間もすれば多くの人々で埋めつくされるだろう。

【9】

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そんな通りをカメラを抱えながら漂うのだ。

【10】

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何ということもない店先やショーウインドウ、看板、

【11】

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裏通り、閉ざされた扉などを眺めながらさらりと歩く。

【12】

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緑の中を悠々と散歩することも勿論楽しいが、

【13】

Lr-3210-2



朝の街をこうして無目的に逍遥するのは、

【14】(この微妙なバランスの観葉植物の目的はなに?)

Lr-3211



この上ない贅沢に思える。

【15】

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AM7:30、吉祥寺は短い眠りから目覚めようとしていた。

【16】

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※Leica M Monochrome(Typ246) Leica Summilux 50㎜/f1.4 ASPH.


(了)
Posted at 2016/08/17 19:43:31 | トラックバック(0) | 写真・カメラ・レンズ | 趣味

プロフィール

「↑×2 なぜか以前の投稿が再掲されてしまいました。新年早々失礼しましたm(__)m」
何シテル?   01/01 16:57
【現在休止中です】 ・原則として「何シテル?」、同日内の過剰な多投稿、誹謗中傷と思しきもの  などは閲覧いたしません。 ・フォローバックが条件のフォローに...
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