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2016年7月23日(土)。

以前ブログに記したとおり、

東大農場の観蓮会に行った。

今回はそのサイドストーリー。



東大農場の蓮園には蓮以外の花も幾つか咲いている。

【１】





蓮同様の水生植物とそうでないもの。

【２】





今回は蓮園で見た蓮以外の花たちと、

蓮の花ではなく花托にフォーカスした内容としたい。

【３】






蓮の花托はその形状からハチス(蜂巣)と呼ばれる。

【４】





実はこの蜂巣が「ハス」の語源だとも言われる。

【５】





あの独特の花托、一体何に見えるだろうか？

【６】





自分は蜂の巣は当然だがシャワーヘッドに見えてしまう。

【７】





丸い逆円錐状の上部に沢山の目がある（笑）

【８】





あれを正視しているとちょっと気持ち悪いよね。

【９】





沢山の穴が空いたものに本能的な恐怖を覚えるのは、

トライポフォビア=集合体恐怖症と言われるもの。

【１０】





学説によれば20%程度の方にこの傾向があるという。

【１１】





確かに危険な何かがこの穴から飛び出してくるか、

多くの目で見つめられているか、毒性を感じる姿だ。

【１２】





ただこの穴の中で育つ実は古くから蓮子と呼ばれ、

婦人病や自律神経系の病に効く生薬とされている。

【１３】






蓮は花が大きく豪勢なので、ついそちらに目を

【１４】





奪われがちだが、花托にもこうした活用法があるのだ。

【１５】





写真を撮る上では、やはり花弁が中心になるものの、

【１６】





中に花托の存在を何気なしに加えてみるのも面白い。

【１７】





まるでシャワーを浴びる蓮の花といった風情で、

個人的には決して嫌いじゃないな。

【１８】






本編からドロップアウトした写真の何枚かを選び、

【１９】





蓮のサイドストーリーとしてまとめてみた。

【２０】






知っていてもまず役に立たない蘊蓄に、

辛抱強くお付き合いいただきありがとうございました。

【２１】





※EOS 5D MarkⅢ　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【Top/1/3/5/7/12-13/15-16/19-20】
　EOS 6D　Tamron SP 90㎜ Di Macro VC USD（F017）【2/4/6/8-11/14/17-18/21】


（了）

2016年7月24日(日)am6:30。


涼しい空気に誘われ狭山・境緑道に

ぶらぶらと朝の散歩に出かけた。





雲の多い天気ながら風が冷たく心地よい。

【１】





だからなのか、緑道は朝からウォーキングや

ランニングに精を出す方々でかなり賑わっていた。

【２】





自分も毎週末夕刻にはここに身体を動かしに来るが、

【３】





この時季は早朝の方がずっと人が多いようだ。

【４】






そんな中をカメラをぶら下げてゆっくり歩いてみる。

【５】





いつもは息が上がる中で景色を見ているためか、

【６】





これといった被写体に目が留まることはないのだが、

【７】





こうしてゆったり歩くとこれまで気付かなかった花や

樹や葉に目が行くのだから面白い。

【８】





やはりカメラを持つ持たないによって大きく

視線が変わるのだということを再認識した。

【９】






しかし緑道沿いには随分草花が多い。

【１０】





沿道の有志の方々が世話をしているのだろうし、

【１１】





いわゆるロータリークラブのような

団体の活動も反映されてのことなのだろう。

【１２】





勿論自生している草花もなくはないのだろうが、

【１３】





大半はどなたかが種を買い、それを蒔き、水をやり、

雑草を抜くなどの世話を焼いているのだと思う。

【１４】






自宅の周りが華やぐことは気持ちの良いことだろうが、

【１５】





いわばボランティアなのだから感謝せねばならない。

【１６】





行き交う方々の目を愉しませ、一服の清涼感を与え、

もう少し歩いてみようかなんて気にもさせてくれる。

【１７】





ちょっとした昆虫などを目にすることも多く、

歩いていてなかなか楽しいルートである。

【１８】






土曜の朝は、これから始まる週末をどう過ごそうかと

気分も上向きなので尚更楽しいのかも知れないね。

【１９】






そんなわけで何ということもない武蔵野の散歩道を

無粋なカメラをぶら下げて適当に撮った写真を掲載した。

【２０】





途中ルートを曲げて小金井公園にも立ち寄ったので、

残りの画像は回を変えて追加掲載したいと思う。

【２１】






いつもお付き合いくださりありがとうございます。

【２２】





※EOS 6D　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM


（了）

2016年7月23日(土)。

今年も東大農場の観蓮会に出かけた。

この時期、東大農場では平日は9:00から

ハス園を開放しているが、休日は閉園だ。



しかし、1年のうちで1日だけ休日(土曜)に

ハス園が一般開放される。

【１】





それがこの日だったのだが、来園者がゆっくりハスを

【２】





観察できるよう、開園が7:00に繰り上がる。

【３】





例によって開園直後に訪問したが、

相変わらず観賞者で溢れんばかりだった。

【４】





不思議なことに年齢層が上に寄ってるんだよねー。

【５】





ま、自分も決して若くはないが、

来訪者の中では若年世代だろう（笑）

【６】





若い人たちはハスよりポケモンGOなんでしょう。

【７】






時期的には少し遅かったのだと思う。

【８】





多くのハスがどちらかと言うと既に最盛期を過ぎ、

【９】





キレイに開花している花の種類は限定的だった。

【１０】






当日の天候は曇りで時折薄く青空が覗くというもので、

【１１】





光り輝くハスは撮れないものの、

【１２】





撮影環境としては悪くはなかった。

【１３】





明る過ぎる陽射しでカメラを構えていると、

【１４】





いつの間にか額に汗が流れてくるし、

【１５】





何より肝心のハスが色飽和を起こして、

【１６】





のっぺりとした表情になってしまうから。

【１７】






実はこの日自分は、地元の役所でのイベントに

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参加する必要があり、10:00から始まるそれに

【１９】





間に合うようクイック撮影を心がけねばならなかった。

【２０】





とはいえ、沢山の来訪者が次々に、主にスマホで

【２１】





キレイに咲いたハスの近接撮影をされるため、

【２２】





ウェイティングタイムが結構長くなってしまい、

思ったより時間を要すことになった。

【２３】





したがって、後半は時間を気にしながら、

【２４】





あまり写真を撮る方のいない花を選んで、

撮影するハメにもなり、出来としては不満気味(^_^;)

【２５】





来園者が思い思いに楽しむのは自由なわけだし、

【２６】





ましてや花には何の罪もないのだから、

そんなことで言い訳をしてるうちはダメだね。

【２７】






とにかく観蓮会も慌しさの中で過ぎていった。

また来年、見事に咲き誇るハスたちとの再会を願って。



※EOS 6D　Tamron SP 90㎜ Di Macro VC USD（F017）【Top/1-3/7/9-11/14/18-19/23-24/26-27】
　EOS 5D MarkⅢ　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【4-6/8/12-13/15-17/20-22/25】


（了）

2016年7月18日(祝)。


ひまわりガーデン武蔵村山に行った。

3.7haに50万輪のひまわりが咲く。



ココにはこの何年かひまわりを観に出かけているが、

例年はもう少し遅い時期に訪れている。

今年もあと10日程かな、なんて悠長に構えていたら、

FAN登録をしているzrx164さんのブログに見頃とあった。

zrx164さん、ありがとうございました。

あの情報がなければ良い時季を逃していたと思います。

【１】






ってなわけで、

慌てて3連休最終日の朝一番に様子を見に行った。

zrx164さんもこの日再訪されたらしく何度目かのニアミス。

【２】






9:00開園とのことだったが、8:45に到着し即入園。

【３】





既に何人かの方々がひまわり畑を楽しんでいた。

【４】





中には巨大な脚立を持参され、これに乗って撮影を

されている強者の先輩もお見かけした（汗）

【５】





確かに広角で畑を撮ろうとすると、周りの住宅街や

団地の写りこみが気になるので、俯瞰で撮るのが

最も雰囲気を出せる方法なんだな、と納得した。

【６】





納得はしたけど、あんなにデカイ脚立を持ちこんでまで

撮影しようという気概は自分には到底湧かない（笑）

【７】





そういった意味では剛の者である諸兄に脱帽だ。

【８】






撮影はおそらく30分強だったと思う。

【９】





陽を遮るものがないので、まともに直射日光を浴び、

【１０】





おまけに妙に高い湿度で不快指数が上がり、

【１１】





ピン合わせの集中力さえ保つことが出来なくなり、

【１２】





早々に撤退することになったヘタレである。

【１３】





道北で涼んできた分、暑さへの耐性が下がったかも。

【１４】






僅かな時間だったが、満開のひまわりに囲まれると、

まさに夏を直球で感じることができ、不思議に

忘れかけていた童心にほんの少し還れる気がした。

【１５】






畑の周りには例年通り早咲きのコスモスが咲き、

【１６】





盛夏と2足ほど早い初秋の気配も堪能できる（笑）

【１７】





ごく一部では、ひまわりとの競演も観賞できた。

【１８】





まだある程度は咲いていると思われ、今年から新たに

迷路も新設されていたりもするので、お近くの方はお早めに！

帽子と水を忘れずに〜♪



※EOS 6D　SIGMA APO MACRO 150㎜ F2.8 EX DG OS HSM


（了）

2016年7月18日(祝)。

気付けば小暑も終盤となった。

七十二候では鷹乃学習

(たかすなわちわざをなす)の時季。

文末の読み方は「わざをならう」

あるいは「がくしゅうす」とも。




鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える時期、という意味だ。

【１】






鷹には、古来より人が食物にできる鳥類・小動物を

捕まえる訓練をされてきたという歴史がある。

【２】





鷹匠は、仁徳天皇の時代に既に存在していたとか、

【３】





明治時代には古技保存とされ宮内庁お抱えに

なったとか、エピソードには事欠かないようだ。

【４】






そんな背景があったから、季節の移ろいに、

【５】





他の鳥ではなく鷹が登場することになったのだろう。

【６】






こうした史実とは全くレベル感の異なる話になるが、

【７】





個人的に鷹狩りという言葉に違和感を感じていた。

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「〜狩り」というと「イチゴ狩り」「魔女狩り」などが

【９】





思い浮かぶのだが、イチゴや魔女は狩られる側を

【１０】





指しているのに対し、鷹は狩る側を言っている。

【１１】





この違いは一体なんだろう？

【１２】





生きていく上で特に必要な知識でもないのだが、

【１３】





以前から疑問に思っていたので、つい…。

【１４】






話があらぬ方向に行ってしまったが、

【１５】





7月も中旬を過ぎ、もう直ぐ大暑の季節になる。

【１６】





僅かでも暑さの柔らかい小暑の最後を楽しもう。

【１７】





この暑い季節に花弁を開く草花たちとともに。



※ EOS 6D　SIGMA APO MACRO 150㎜ F2.8 EX DG OS HSM


（了）