
2021年10月2日(土)。
長らく続いた緊急事態宣言が、
前日に解除されて初の週末。
久しぶりに沖縄本島に小旅行。
月曜日に有休を取得して、2泊3日のショートステイ。
Airは貯まっていたマイルを使った「おともdeマイル」、
ホテルは那覇市内のビジネス系施設をタイムセールで予約し、
さらに社の福利厚生補助金を適用、レンタカーは楽天ポイントを充当。
しめてクラスJ特便往復1名分ほどの総額で済み、リーズナブルに楽しめた。
心配だった台風も前日に通り過ぎ、天候に恵まれた3日間になった。
本島に宿泊するのは2018年のX'mas以来で、2年10ヶ月ぶりだった。
本島で、那覇だけに滞在するパターンは初体験だったし、
この時期の訪沖も、2日間という短期滞在もプライベートでは初だった。
もちろん、暑い沖縄でフルタイムマスクってのも過去に経験がなかった。
初日は10時過ぎに那覇に入り、車を借り出して首里城へ。
(この天気でここにこんなに人がいないことに驚いた!)
(世界遺産に指定されている園比屋武御嶽石門)
あの火事が起き、正殿が焼失してから初めての首里訪問だった。
あまりに閑散とした城内に軽く衝撃を受けたのだが、火事が原因ではなく、
前々日まで首里城公園自体が閉園されていたことが主因だったようだ。
(驚きの光景。午前中とは言えまるで意図的に人を排除したかのようだった)
(それにしても素晴らしい晴天だった)
(ここから有料区)
・・・あの荘厳だった正殿が跡形もなく消滅した様は、
頭で考えるより視覚的なダメージが激しく、しばし呆然としてしまった。
(正殿跡)
圧倒的な存在感を示していた朱塗りの正殿跡には、
虚ろな空間と復旧に向けてまだまだ産まれたばかりの、
微かで覚束ない歩き出しの気配が淡く立ち昇っているだけだ。
島人ではない僕らがこれだけの喪失感を覚えるのだから、
県民ましてや那覇市民にとっては身体の一部を引き裂かれる思いだっただろう。
在りし日の姿を思い浮かべつつ、城内をくまなく散策した。
(眼下に沖芸の校舎が望める)
(高台からは慶良間の島々も見通せる)
(那覇の街を見下ろして)
(浴場跡の赤屋根)
一度首里を後にし、取り敢えず昼食を摂ることにした。
沖縄そばでもと思ったものの、定番のジャッキーステーキハウスをチョイス。
やや癖のあるドレッシングのかかったサラダと予想を覆す味のスープは健在!
いつものテンダーロインMを平らげ、ホテルのチェックインを済ませた。
今回は車を借りない選択もあったため、利便性重視でピックした。
つまり、空港から時間がかからず、かつ、ゆいレールの駅に近く、
なおかつ、スーパーやコンビニが至近という注文の多い料理店状態。
で、選んだところは、、、
ビジネスユースも視野に入れた、正直やや殺風景な設えではあったが、
条件に合致しており、リゾート感や華やかさの欠如を割り切れるなら、
これはこれで十分かも知れない。機能的にも特に不満もなかったし。
これまで那覇で利用してきたナハテラスやリーガロイヤルと比べ、
むしろコスパも地の利も高いのではないか?とさえ感じた。
(リビングダイニングとベッドスペースが各々独立していて使い勝手も良かった)
夕刻、少し気温が下がった時間帯にあらためて首里に向かう。
今度はこれまで縁のなかった金城の石畳みを歩くためだった。
午前中に停めた県営駐車場に、クローズ1時間前に再び車を置き、
ごく近隣にあった石畳みの道を下っていった。
(石畳への下り口。既に植生が琉球的)
日本の道100選にもなった小道は確かに雰囲気はある。
過度な装飾がない、なかなか生活感のある坂だったけど、
ちょっぴり乱雑なところが、普段着の気さくさを醸し、むしろ接しやすい。
(坂の途中にある無料休憩所)
(金城大樋川。いわゆる共同井戸だね)
ただその心の余裕は、下りのときだけだけどね(汗)
上りは雑念や煩悩を捨てていかないと、中高年には結構キツイ。
陽が傾き始めたとはいえ、夏の気配が残る時季は特にね(^^;;
(ここが坂への下からの入り口)
(帰りは少し迂回して大アカギを観てみた)
暗くなる直前にホテル間近の地元スーパー「かねひで」に立ち寄り食材調達。
お腹にステーキが残っていたこともあったし、感染対策にも配慮し、
夕食はミニキッチンを活用した簡単な部屋食とした。
早朝に出かけてきたこともあり、この日は早々にベッドに入り爆睡。
(夕刻の部屋からの光景。日の入りは東京より1時間ほど遅いだろうか)
(奥武山公園…読みは「おうのやま」)
(ゆいレール通過)
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
Day2につづく・・・。
FUJIFILM X-T4 FUJINON XF16-55㎜ F2.8 R LM WR
(了)