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2021年11月29日（月）。

いよいよ本当の最終日がやってきた。

これだけ長く京都に滞在したのは初。

それでもまだ行けなかった寺社もある。



そんな思いも残しながら、この日初めに向かったのは六波羅蜜寺。

口から小さな6体の仏様を出すあの空也上人の像を有す寺だ。

ん？朝早いのに何だか結構な人だかりなんですけどー？

どうも特別な御朱印を配布する日だったようで、そちらは断念。

撮影禁止の空也像を間近で眺めることに集中した。思ったよりかなり小ぶり。

でも教科書にあるあの通りの表情で、なんとも言えない存在感が…。






ここで急遽予定を変更し、東福寺まで南下した。












しかし、紅葉はかなり盛りを過ぎていたため参拝を断念し、

少し先にある未訪問の光明院に行ってみた。

知らなかったけど、ここもなかなかの庭で、結構見入ってしまった。


















さて計画を既定路線に戻すため、東福寺から京阪で七条へ。

1年ぶりの三十三間堂。

1,001体の仏像が揃った様はやはり圧巻だった（堂内は撮影禁止）。


（月と雲と長い長い瓦屋根）




続いて京都国立博物館の脇を抜けて、



これまでスルーだった方広寺の鐘を観に立ち寄った。

あの文字が一目で分かるように白囲いされているのには驚いた。









そしてお隣の豊国神社にも初参拝。

さすがに規模も大きく、太閤殿下の人気が窺えた。















さて、ホテルに戻らないと13:00のチェックアウトに間に合わなくなる。

三十三間堂前からバスに乗り、駅に戻って無事チェックアウト。

1時間ほど荷物を預け、その間に東本願寺詣で。

あまりに規模が大き過ぎ、却って捉えどころがないみたい(^^;









最終日も青空で締め括れ、ほぼ連日の好天に感謝しかない。

名残りは惜しいけど、この街の魅力は尽きることがないから、

どこかで一旦ピリオドを打たなければ、本当に際限がなくなってしまう。


長いサラリーマン人生の中で初めて取得したリフレッシュ休暇。

海外には出かけられなかったけど、古都の名所巡りだけで、

縮まりつつある脳の収納庫は、溢れるばかりになった。


大、大、大満足の長期休暇だった。

ありがとう京都。家内にも感謝。

ふたたびこの地に還れることを願って。、。



今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

これで37リフレシリーズおよび11月の撮影分（富士山除く）は終了です。

本当に長々と大変失礼いたしましたm(_ _)m


2021年も今日でおしまい。

本年は1年間で217回、通算では1,886回のブログ投稿になりました。

ひと頃のPV数から1/10-20程に減少し、少し落ち着きを取り戻した感があります。

相変わらずお色気ひとつありませんが、マイペースで更新できればと考えています。

閲覧いただく方々も決してご無理をなさらず、自由気ままにお付き合いください。

今年も大変お世話になりましたm(_ _)m

来たる2022年も、みなさまにとって素晴らしい1年になりますよう✨

※紅葉の写真がまだ残ってるんだけどどうしよう・・・（大汗）



FUJIFILM GFX100S FUJINON GF32-64㎜ F4 R LM WR


（了）

2021年11月28日（日）。

往きと逆ルートで一旦ホテルに戻り、

午後改めて妙覚寺&妙顕寺に向かった。

地下鉄の鞍馬口で下車しあとは徒歩。



正直あまりこの地区の2つの寺に造詣が深くなく、

したがって強い期待感があったわけでもなかった。

しかし結論としては行ってみて良かった♪

京都という街の懐の深さを思い知らされた気がする。



まずは妙覚寺。

突然だけど織田信長と言えば本能寺。

しかしその信長が上洛時に定宿にしていたのはこの妙覚寺なんだよね。

20数回の上洛のうちここに18回も滞在したのだとか（本能寺は3回）。

本能寺の変の際、嫡男信忠は妙覚寺から出兵している（場所は異なる）。


















この寺で驚いたのは、庭に散った楓の絨毯。

これでもか！という位に葉が積もり、独特の風情を醸し出していた。

もちろん枯れた乾燥感はあったのだが、それでも樹上に残る赤い葉と

絶妙なコントラストを描いており、稀に見る出色の出来だった。


















続いて、近隣にある妙顕寺へと向かう。

ここは、妙覚寺・立本寺とともに龍華の三具足と呼ばれ、

京都における法華宗の根本となる寺院だと言われる。















趣の異なる複数の庭を有すとともに、各所にアートが展示されていた。

予備知識なくある座敷を覗くと、枯山水があったのには驚いた！

どの寺社も工夫を凝らしていて、後々写真を見た際の判別に不安を覚えたほど。












妙覚寺も妙顕寺も僕らの中ではいわばマイナーなターゲットだったけど、

なんのなんの、いずれも山椒は小粒でぴりりと辛い、だった。

やっぱり見飽きないなぁ〜、恐るべし京都の品揃え。





















妙顕寺からぶらぶらと丸太町まで歩き地下鉄乗車。

途中、結構見所もあったので、追加的にいくつかをピックアップ。


（以前にも訪れた足腰の神様 護王神社）



（平安女学院の聖アグネス教会）



（菅原院天満宮神社の銀杏）



（大丸ヴィラ）



（この日は同じホテルながら部屋替え）




本日ようやく2021年の勤務が終了しました。

コロナに振り回された1年だったような・・・。

短いですが、年明け3日までゆっくりしたいと思います。


今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Day4につづく・・・。



FUJIFILM GFX100S FUJINON GF32-64㎜ F4 R LM WR


（了）

2021年11月28日（日）。

皆さんは浄住寺ってご存知ですか？

自分は最近まで知らなかった（恥）

紅葉の穴場だと聞き俄然興味が♪



調べてみると、あまり我々が足を運ばない方向にあることが分かった。

もちろん行き難いとか、秘境だとか、山奥だとかではない。

洛西というだけ。近隣でメジャーな寺社に苔寺（西芳寺）や鈴虫寺がある。

ちなみに苔寺は予約しようと思ってHPを見てみると、

なんと拝観には4,000円/人が必要！ままま、マヂですか？！

ってなこともあって、なかなか縁遠いエリアだったわけ。


嵐山も近いから普通なら嵐電やJRで行くのかもなんだけど、

混雑が容易に想像できたため、阪急を使うことにした。

烏丸線で四条に出て、阪急で桂、嵐山線に乗り換え上桂へ。

歩くこと10分強かな、噂の浄住寺にやって来た。

確かに人は少ない。だから穴場と言えば穴場なんだろうね。

ただ紅葉の方はピークアウト気味で、むしろ落ち葉の印象が強かった。

足元は広く苔に覆われており、前夜の雨の名残りもあって、

それはそれでとても清々しく、美しい光景だと思った。

相応に堪能し、御朱印をいただき、次なる目的地へと向かう。

















（亀甲竹の林があった）













向かったのは竹の寺として知られる地蔵院。

浄住寺からは歩いて数分の距離だった。

ここも苔が豊富で落ち葉も楽しめたけど、竹とのコントラストが良かったな。

ここに来るのに少し道を取り違えて引き返した際、

井戸端会議中の奥様連に「道、間違えたでしょ？」と突っ込まれた。

だったらはじめに通った時に言ってくれればイイのにとつい笑ってしまい、

「竹の寺に行きたいんですけど」と返すと、「あぁ地蔵院さんな」、

「そこ左やし」「キレーやでぇ〜、はよ行っといで！」「浄住寺もええよ」

ほぼ同時に複数の奥様が喋るから似非聖徳太子状態になった。

助かりました、ありがとうございます！このノリ、好っきやわぁ（爆）







































さて、明日が年内の最終出社日となります。

ご同業、周辺業界の方々はみなご一緒ですね。

あと1日、頑張らなきゃ、です(^^)


今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

37リフレシリーズは、果たして年内に終息するのか？？？（焦）

Day3②につづく・・・。



FUJIFILM GFX100S FUJINON GF32-64㎜ F4 R LM WR


（了）

2021年11月27日（土）。

モダン建築の京都でも取り上げられた

異形の望楼大雲院祇園閣は八坂にある。

モダン…の連動企画で特別公開中！



またもやネットで朝イチの予約を取り、20分前に現地着。

八坂神社の脇から上がって来たが、新婚旅行でブライトンとともに利用した

料理旅館の前の道だった。あの時は全く意識していなかったなぁ。


既に数人の方が並んでいて僕らも最後尾に付いた。

ほどなく係の方がやって来て、今朝は法事があり本堂には1時間程入れない、

従って説明は本堂前で行う、望楼を見学した後あらためて本堂を覗いてほしい、

時間制限のある方は一度出られてもチケットがあれば再度拝観可能、

望楼は内部も回廊からの景色も撮影は禁止、外観は可、

など細かく拝観上の注意事項を説明してくれた。

近くを通る観光客は何が始まるのかと興味深げに行列を眺めていた。


ちなみに祇園閣は大倉財閥の別荘内に鬼才伊藤忠太が設計、建立したもの。

財閥創始者の大倉喜八郎の幼名から鶴をモチーフにした山鉾状の楼閣になっている。

付近を通るたびに「何だあれは？」と気になっていたから、

拝観ができると知ってチャンス到来！と申し込んだのだった。

ここでもモダン…のチケットを見せて200円/人 割引に(^^)


それにしても楼閣の中を撮れなかったのは残念！

本当に凝った造りだったし、忠太のやや滑稽にも見える力作が並んでいたし、

望楼だけあって最上部からの眺めも想像以上に素晴らしかったから。。。

まぁこうして内部に入れただけでもラッキーと思わないとね。











（楼閣の鶴と月）



（やちむん通りにでも居そうな雰囲気w）



（涅槃像なんだけど、お笑い番組でも観ていそうなリラックスムード満点w）




もっとサクッと観て終わりかな、なんて勝手に考えていたけど、

存外紅葉も綺麗で、結構な時間を費やす嬉しい誤算になった。



























祇園閣のすぐ傍に石塀小路という京都情緒漂う小道がある。

これまで家内と行こう行こうと話していてなかなか機会のなかった場所。

ようやく訪れることができた（見るだけだけどねー）。






この日は大気が不安定で晴れているのに雨が降ったり、

空が突然黒雲に覆われたり、ザッと大粒の雨が落ちて来たり。

石塀小路で怪しい雲が湧いて来たのを見て、一旦ホテルに退散することに。

東大路からバスに乗り緊急避難。案の定、強い雨が降り出した。


午後になって雨も落ち着いてきたようだったから、

これもお初の大報恩寺（千本釈迦堂）に行くことにした。

烏丸線で北大路まで出て、バスを使って参拝。

ここでも急な雨が降ったり、強い陽射しがあったり相変わらず不安定。

そう言えばここは「おかめ」発祥の地として有名だった。








（その「おかめ」さん）




帰りは上七軒や北野天満宮を覗きながらぶらぶらと北野白梅町まで歩き、

嵐電で太秦天神川へ出て、地下鉄ではなく市バスで京都駅に戻った。

この日の夜はかなり雨が降って、翌日の天気がちょっと心配に…。



今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Day3①につづく・・・。



さて、今日が御用納という方が多いのでしょうか？お疲れさまでした。

自分は例年同様31日から3日までが年末年始の休暇になります。

従って勤務はあと3日、オミクロンに気をつけながら頑張ります！


FUJIFILM GFX100S FUJINON GF32-64㎜ F4 R LM WR


（了）

2021年11月26日（金）。

永観堂を出て先日と同じルートで、

こちらも大人気の南禅寺に参拝。

やっぱり相当な人出で少し怯んだ。

でも平日じゃなきゃ参拝は不可能だと

自分たちに改めて言い聞かせ突入☆



境内の紅葉は少しピークアウト気味だったけど、それでも十分綺麗だった。





ん？ この構図、数日前にも撮ったばかりだなぁ💦









人を避けながら珍しく水路閣も収めてみた。

なかなか紅葉の時季に訪れることはないだろうから角度を変えて。














奇跡的に人が写り込まないタイミングがあった🤞






方丈にも入って庭も撮ってみたり。















蹴上に戻り東西線-烏丸線と乗り継いで一旦ホテルに戻りチェックイン。



どこかにライトアップでも観に行こうということになり、熟考。

平日だけど金曜だから清水寺はやばそう、青蓮院は今年は中止のようだ、

永観堂や南禅寺は昼間に観てきたから、いっそ無名に近いところは？

なんて散々検討して、結局無難に知恩院に出かけることにした。



駅前からバスに乗り、東大路の良さそうなところで目分量下車。



白川を眺め、坂を上っていくと、なんだか長蛇の列が見えるけど？






ま、僕らには関係ないし、まだ点灯時間までには余裕があるから、

その辺をぶらついてみるか、点灯前に中に入ってしまうか、入ろう！

と山門に向かうと、おや？あ”っ！なるほどそういうことね（汗）

昼の参拝客に一旦全て出てもらい、改めて点灯時に再入山させる方法だった。

つまり先ほど見た長蛇の列は、ライトアップ見学者の列ということ。

ま、まずい！早く並ばないと（慌）

結局開門時間まできっちり待たされ、そこから拝観料の徴収になるから、

そこそこ時間がかかる。比較的寒さが緩やかだったことと、

待ち時間に調べたらSNSで知恩院をフォローすると拝観料が100円引きになる

ということが分かったので（すかさずフォロー）、まぁヨシとしないとね。














（和紙屋と書家のコラボレーションゲージツ）






な、なんだかちょっと怖いんですけど。








（三門上から京の街を見下ろすの図）



















以前も書いたけど、最近の社寺もずいぶん現代風にアレンジされてるよね。

SNSもそうだけど、ライトアップだって単に光で照らすだけじゃなく、

結構趣向を凝らして演出している。いわば企業努力を怠らない、ってこと。

いやぁ、よう気張らはるなぁ〜。



今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Day2につづく・・・。



FUJIFILM GFX100S FUJINON GF32-64㎜ F4 R LM WR


（了）