5月3日(火)に今シーズン初のプチツーに出かけてみましたが、
やはりキャブの調子に疑問点を感じ、色々と妄想してみました。。。
セッティングは各ニードル類の交換やエアスクリューでの空気量の
調整でなんとかなると思っていましたが、1シーズン掛かっても
満足いく仕上がりにはなりませんでした。
そして、昨シーズンから継続して。。。
①パーシャルからアクセル全開時の失火は相変わらずです。
ほかにも相変わらずの点が何点かありました。
②中速からアクセル全開時とそこそこのペースで走った後で
パーシャルに戻し、アクセルの開け始めで結構な確率でアフター
が出る。
③ツーリングペースで走行中、信号停止した際にアイドリングが
高い時や、逆に低くてエンストしそうになる時がある。
④HSRキャブへの期待感が大きいせいかもしれないが、特に3速
以上のギアからのシフトダウン無しでのピックアップが弱い
(登坂車線や追い越し加速など、不安感が出るぐらい。。。)
以上から、色々と考えてみると、どうしても行き着く場所が
あるんですよね~
以前にも、みん友のバイク玉さんからアドバイスいただいて
ましたが、フロートチャンバー内のガソリンが足りてない
(油面が低い)のではないかという点です。
走行状況により、油面が低い状態で停止した際に、併せてアクセル
開け気味で走行し負圧が小さくなっていた場合、ガソリンの供給量
が足りず、混合気のバランスが崩れアイドリングが落ちてしまう。
逆に、走行状況により油面が下がり過ぎず混合気がリッチな
状態で停止できた時はアイドリングが安定するみたいな。。。
そう、考えるともう一度、キャブのチューニングマニュアルをチェック
して、英文の和訳にしっかりと取り組み、前回やったフロートレベルの
チェック方法が正しいか確認しなかればならないかな~と。。。
①については、濃すぎても、薄すぎてもあり得ると思うので、プラグ
の焼け具合だけで薄いからと決め付けジェッティングに走るのは違う
かな~と思うようになりました。
②もインマニやサイレンサー接合部からの2次エアーという可能性も
あるのでエアスクリューに頼ったセッティングに疑問を感じるように
なっています。
③はフロートチャンバーの油面に左右されそうですね。
④についても、油面により混合気が薄くなり過ぎてしまい、力が
出なくなっている可能性が大きいです。
ということで、ジェッティングの前にしっかりとハード面の詰めを
行ってから次に進むことにしました。
ステップ的には、インマニからの2次エアはCVキャブに交換した
際に、くしゃみなどの症状が出なくなったことから、サイレンサー
接合部からの吸い込みにより排気効率が高まり、相まって後ろバンク
への混合気が薄くなり、くしゃみが出易くなっている可能性も考え
られるため、排気系の2次エアの点検からスタート→キャブの油面
チェック→必要であればフロートレベルの調整(油面調整)
ってとこでしょうか。
その結果で、エアスクリューの調整及びジェッティングに移行し、
仕上げる形にしてみます。
まずは、HSRキャブのチューニングマニュアルの英文解読から。。。
いきなり肝の部分からスタート!
FLOAT LEVEL ADJUSTMENT
フロートレベルの調整
1.Hold the carburetor so that the
float pin is horizontal, as shown
in Fig. T5 above, and the float is
hanging away from the needle.
上の図T5で示すように、フロートピンが水平であるように、
キャブレターを持ってください。その時には、フロートは針から
離れて掛かっています。
(間違っていた点 その1)
ここを読み間違えると本体を水平にすることに拘ってしまいます。
取説を読み解くと、傾きがフロートの動きに影響を与えないように
フロートピンが水平であることを確認するということかと。それに、
アクチュエータータブがフロートピンに対して鉛直方向に下がって
いますよね。
私はひたすら本体を水平にすることだと思っていました。
2. Now, tilt the carb until the float tab
touches the spring-loaded pin in the
needle. Do not depress the pin
その状態のまま、フロートのタブ(図中のアクチュエータータブと
思われる)がニードルバルブのピンに付くまでキャブレターを
傾けてください。
なお、ピンを押し下げるまで傾けないでください。
(間違っていた点 その2)
ニードルバルブを押し込んだ状態(フロートチャンバーへの
ガソリン流入を止めた状態)としていました。
3. The distance from the carb’s
bottom surface to the ‘top’ of the
float should be 18mm, plus or minus
two.
キャブレター本体の底面からフロートの頭までの距離 は18mmとし、
プラスまたはマイナス2mmでなければなりません。
4. Bend the actuator tab to adjust
float level.
フロート面を調整するには、アクチュエータータブを曲げてください。
以上の間違っていた点がわかった段階で再度チューニングマニュアルに
則った油面調整(フロート面の調整)が必要だなと思った次第です。
さ~て、油面はどうなっているんだろ~┣¨キ(*´ェ`*)┣¨キ