最早何回目かよく判らない、イプ太郎のハブベアリング交換。
走りに本格運用していた頃は2年と持たなかった感はあるが、今みたいに年に数回峠とかサーキットとかで遊ぶだけだと全然持つ。
最後のオーバーホールは、リヤのハブで3年前、フロントに至っては5年以上前だった。
「何だよ、結構持ったな。」
エクストリーム走行は年に数回と言えど、
街乗りはお世辞にもおとなしく乗ってるとは言えないだ い のGC8。
やはり走り方を忘れないように、日ごろ速度レンジが低い中でもヨーや四輪の接地感を常に意識しながら、わざと遊びを入れたりして走ってるので、タイヤはショルダーから減っていく。
対向車や歩行者など、見学してる方が居らっしゃらなければ、すぐ裏手のヘアピンなんかは逆振りで流して入ったりして
「やっぱヲレって上手いなぁ・・・」などどチンケな悦に浸ったりしているのだw
まぁ、そんな下らないことさえしなければ、こんな風にしょっちゅう整備する羽目にはならないんだろうけど・・・
走って壊して直してまた走る。
クルマってのはこの一連の動作があるから楽しいんであって、
攻めも壊しもしないんであれば、スポーツカーに乗る理由もドラマも何もない。
PHVとかに乗って無音で低燃費チェレンジとかに励めばいいのだ。
話は飛んだけど、ハブガタとはハブベアリングが度重なる高負荷と長期運用による摩耗や、段差の乗り上げなどによる衝撃が原因でクリアランスが増大したり、ボールやローラーが変形したりしてバックラッシュ量が多くなり、ハンドルが取られたり、ゴーゴーと異音が出る現象である。
日本の交通事情だと、左側通行ということもあり相対的に左の車輪が多く回転する運命にあるほか、路肩などの落下物や水たまりなどの影響を受けやすい事もあり、前後ともに左側のベアリングが損傷しやすい。
今回も右コーナーの旋回時に異音が大きくなった事から、左ハブである事が事前に判っていた。
倉庫の備蓄を漁ると、フロントのハブ周りの部品が一揃い出てきたので、注文する手間が省けました。
タイロッドエンドのブーツまであるw
数年前にそろそろだろうと準備していたんでしょうね、結構持ったもんだから忘れてました。
ナックルアーム取り外しの際、ブレーキキャリパーがブランブランに成る訳で、本当は番線なんかで吊るしておけばいいんだけど、横着してロアアームに乗せたりしてたらずるっと落っこちてしまい・・・
ホースの麓のカシメの部分で折れてしまった!
ひー、STIのアールズステンメッシュホースが・・・
まぁ、腐っていたんだね・・12年使ったし・・・もういいか。
そこで出てくる更なる備蓄アイテム。
「高耐圧ブレーキホース」
純正のブレーキホースであるw
前オーナーの新車外し品を受け継ぎ、ずっと保管しておいたものが漸く出番となりました。
18年近く使われることなく保管のみでしたが、きれいに洗浄してビニールに入れ、屋内の暗室にて寝かしておいたので、コンディションは新品同様。
この日を待っていました。
もう10年行けそうw
意外と疎かになりがちのタイロッドエンドのブーツも、折角なので交換。
ナックルアームとハブフランジも、ベアリングを取り外してチェック。
ステムには必ずインナーレース(内側のカラー)が残るので、取り外しにはベアリングセパレーターが必要になります。
ステムに変色があるものの、爪に掛かるほどの段差はないので再使用OK。
ここの損傷が激しいと交換しかないが、
新品は1万円位するので助かってて欲しい部分である。
昔はベアリングの抜きも挿入も、ハンマーの叩きだけでやっていましたが、
自宅にプレスを導入してからは、ラクラク圧入です。
ブッシュの打ち替えなども出来るのでこれは本当に必要。
問題なく完成したナックルアームを車体に取り付けして、作業は終了。
これで、ちょいちょい出ていたブレーキノックバックともオサラバでしょう。
昨年末に交換したMX72と新品ブレーキローターも、漸く本来の仕事を開始出来るといった感じ。
取り敢えず、フロントは左右ともにブレーキホース交換。
手持ちのフルードが少なかったので、リヤはまた今度交換しようね。
足回り組んでたら、ブレーキローターのベンチから急にムカデがァァァ!!!
こんなデカいアカズムカデは久々だな・・・
びっくりしたな~!
ムカデは咬むから触りたくない。
Posted at 2016/06/10 01:16:03 | |
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