福島からのお客様。

いわきナンバーのワゴンＲが入ってくる。

初めて見るクルマ。

トラブルかな、、




館林も福島から避難されてきた方々を受け入れています。

主に市営住宅などに住んでいただいている。

館林の学校に通っている子供たちも多い。

そんなワケで、福島ナンバーのクルマはよく見る。

福島の方と話す機会も増えた。



でも、、

このワゴンＲは初めて見るクルマ。


誰かが会社の入り口から入ってきたら歩み寄って出迎える。(主義)



僕 「こんにちは。どーしました？」


年配の旦那さんと娘さん。

バッテリーを安く売っている店を探していると言う。

埼玉に住んでいるのだけれど、探しているうちに館林まで来てしまったという。



「福島からこっちに来られているんですよね？」と訊くと、、

自宅は原発から 7kmほどのところにあった、と言う。


“あった”と言う言葉が心に刺さる、、



「重ね重ね失礼ですが、一番安かった店はいくらでしたか？」と訊く。


教えてくれる。

なーるほど、、

じゃあー、、そこから2500円値引きします。

それが原価です♪

いいんです、いいんです、福島ラブですから。

少しでも安くと思っているうちに川を越えちゃった話を聞いたらマケちゃいますよ。

お茶してる間に、すぐ交換します。




旦那さんからＯＫをもらう。

読めない字を書いては僕を悩ますＥ君がバッテリー交換を始める。



珈琲を出す。

世間話。

福島の話。

ご自宅の話。



胸が痛かった。

でも、僕は笑顔。

そして、笑わせた。

笑って帰ってもらう。（主義）




すみません。

それだけの話です。


でも、

一つだけお願いです。

関心だけは持っていてください。


まだ何も終わってないから。

ホント、ぜんぜん終わってない。


まだ何も。