辺戸岬側からこの一帯を望むとなかなか険しい山々に見える。
しかし実際入山してみれば、バリアフリーのコースなども整備され、
見学し易いビジターフレンドリーな場所だった。
【1】
(とてもフレンドリーには見えない山容w)
○○岩と名付けられた奇岩が至るところにあって、
それがまた熱帯の植物たちと共存しているようで興味深い。
【2】
(精霊が宿ると言われるガジュマル)
辺戸岬を望める展望台などもあり、トレッキングを飽きさせない。
【3】
(あちこちに咲いていた11月のハイビスカス)
この辺りはやんばる国立公園に所属するのだが、
【4】
(ものすごく蝶が多かった!)
パワースポットとしてもそれなりにメジャーな場所なのだとか。
【5】
結構広い敷地を持つため、管理や整備が大変なのだろう。
【6】
(真ん中の岩山の頂上に左向きの猫がいるように見える場所w)
盛んに看板広告を出していて、近隣は言うに及ばず、
【7】
(つい先ほどまでいた辺戸岬が眼下に見える)
気付けば那覇市内でも「大石林山」の文字を見た(笑)
【8】
(ヤンバルの森を見下ろして。礼文島の桃岩を思い起こさせる)
いずれにしても、こうした光景を関東で観ることはできず、
【9】
そういった意味では遠い場所に来ているのだという実感が湧く場所だ。
【10】
(まるでジュラシックパークのようだった)
さて、そろそろ引き上げて古宇利島に戻ろう。
途中国頭村の海岸線に車を停めて、打ち寄せる波を見た。
風が強くなっていたので、海も多少荒れ気味になっていた。
【11】
古宇利島のホテルのオーナーに教えてもらった海鮮丼の美味しい店に
立ち寄ってみたのだが、中途半端な時間だったためにCLOSE(残念)
【12】
雲が多くなってしまった夕暮れ時、古宇利ビーチに帰ってきた。
【13】
(対岸は屋我地島)
車を停め、波打際をゆっくりと歩き、波の音を聴いてみた。
【14】
今がどの季節なのか少しわからなくなくなるような不思議な時間。
【15】
徐々に暮れゆく島と橋が、そのシルエットを濃く変えてゆく頃、
【16】
(古宇利大橋)
ふと足元の岩場にリュウキュウアサガオが咲いていることに気付いた。
【17】
何もせずゆったりと流れる時に身を委ね、明日の天気を占ってみる。
【18】
(古宇利タワー)
波が砂にシュワッと潜ってゆく小さな音が聞こえて、
【19】
夕暮れの風が耳元を緩やかに通り抜けていった。
【20】
その瞬間、明日の天気のことは、もうどうでもよくなっていた。
【21】
喪ってしまったものを取り戻すことはできないが、
【22】
(波の引くこの瞬間が好きだ)
喪うかも知れないものを守ることはできるはず…。
【23】
(雲間から射す夕日が古宇利大橋のアーチを照らす)
静かにそしてことさらゆっくりと古宇利島の陽が暮れてゆく。
【24】
(部屋からハンモック越しに暮れかけの東シナ海を望む)
つづく。
<使用機材>
BODY : Fujifilm X-T2 & X-E3
LENS : Fujinon XF16㎜ F1.4 R WR & XF35㎜ F2 R WR & XF50㎜ F2 R WR
(了)