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かなり時系列を乱す内容だが、

昨年12月に気軽に撮りためた

日の出または日の入りの写真を

今回まとめて掲載しようと思う。




＜12月5日＞

鮮やかなオレンジに染まった朝。

影絵のようになったスカイツリー、

【１】





そして新宿新都心。

【２】





西の彼方。

薄い紅色が印象的だった富士上空。

【３】





時間の経過とともに、紅は、淡雪のように消えていった。

【４】






＜同日＞

ブルーアワーに移行する直前の夕景。

街の灯もまばらな時間。

上空が濃紺に染まる前、地平線上も淡い色合いに留まる。

【５】





できるだけワイドに、冬の夕景を取り込む。

【６】





暮れ切らない時間帯の色彩が、冬の物悲しさを訴えかける。

【７】






＜12月6日＞

薄曇りの富士を望遠で。

明け切らない弱い光の中、高ISOを設定。

【８】





特有のザラつきを、逆に『遠い』感覚の表現に変えて。

【９】





青い山肌が積雪量の少なさを物語る。

【１０】






＜12月19日＞

明るい陽射しに包まれた富士。

【１１】





まるで春先のような表情が優しく感じられた。

【１２】






＜12月26日＞

ブルーアワー。

5日よりも一歩遅い時間帯の夕景を切り取った。

街の灯りは既に燈る。

富士のシルエットが地平線に変化をもたらす。

上空はダークブルーに、地平線上は熟した橙の色になる。

【１３】






冬は山並みが近く見え、ダイナミックな富士の姿を捉えることができる。

平野部が穏やかな日であっても、雪煙を上げる山頂付近を見るにつけ、

そこは「白い魔境」であることを再認識せざるを得ない。


冬の富士山を愛でるのは、暖かい自宅か、開店直後の熱い湯の銭湯に限るな（笑）



（了）