nanamaiのブログ一覧

2016年2月17日（水）。

昼休みに立ち寄った新宿御苑。

冷えた身体を温めたくて

帰り際に温室を覗いてみた。



※前回御苑のブログで後日掲載と書きながらUPするのを失念していた >_<



入った途端、ダウンコートを脱ぎ捨てたくなる温度と湿度。

河津桜でひと足早い春を満喫した脳が季節をまたひとつ飛び越える。

【１】






神代植物公園の温室が改装に入って長い月日が経つために、

自分の生活圏ではこの御苑が代替のGreen Houseとなった。

【２】





回遊式の温室は大きくはないが高低差を活かした造りになっており、

ひと廻りするにはちょうど良いサイズになっている。

【３】





昨今は外国人旅行者も多く、この日も欧米系・アジア系併せて

20名以上のトラベラーをハウス内で見かけた。

【４】





文化や生活習慣の違いから、こうした旅行者マナーへのバッシングを

目にすることも多いが、マクロ的には経済の活性化や情報発信に

寄与することは間違いないだろうから、対応には慎重にならざるを得ない。

【５】





しかしミクロ的には、やはり諸手を挙げて賛成とばかりも言えないだろう。

【６】





美瑛の「哲学の木」を伐採せざるを得なかった所有者さんのお気持ちも、

よくよく分かる気がする。

【７】





自分が同じ立場であれば、同様の行動をとっていた可能性が高い。

【８】





観光立国を目指す国としても、本腰を入れて対処の方針を固め、

双方が気持ち良く過ごせる環境を早期に整えてもらいたいものだ。

【９】






話を戻すと、真冬のこの時季でも温室には花が溢れていた。

【１０】





【１１】





何れの花も鮮やかで瑞々しく、まさに「今」を謳歌していた。

【１２】





【１３】





なぜこのように鮮やかな色の花弁を備える必要があったのか、

【１４】





なぜそんなにも複雑な形状の蕊を持ったのか、

【１５】





ひとつひとつの花を見るにつけ、驚かされるばかりである。

【１６】





花そのものも勿論だが、こうした環境を整えるべく、

【１７】





日々花たちの世話をされている方々にも感謝せねばならない。

【１８】





しっかりコンディション管理の施された結果が、

【１９】





花たちの潤いであり、そして輝きであるわけだから。

【２０】






この日の東京は薄曇りで北風が強く寒かった。

【２１】





そんな中、河津桜で春を味わい、温室でほっこりさせてもらった。

【２２】





昼休みの限られた時間であったが、新都心のオアシスは、

【２３】





今年も健在だな、とちょっと安心した2月中旬の週中日だった。

【２４】





※EOS 6D　Carl Zeiss Makro Planar T*2/50㎜ ZE


（了）