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2017年7月10日（月）20:15。

飛行機は旭川空港を定時に離陸した。

上川・後志・十勝を旅した10日間。

日々の暮らしとは交わらない夢の旅。




僕らにとっての長旅もとうとう終わる日がきた。

【１】（美瑛 マイルドセブンの丘）





また翌日から雑踏の日常に戻らなければならない。

【２】（積丹ブルー）







僕らはこの旅で何を得ただろう。

【３】（小樽 北一ガラス）





あるいは何を感じ、何を学んだだろうか。

【４】（旭川 上野ファーム）





雨の旭川、夜の運河、積丹の海、美瑛の丘、青い池、ラベンダー畑、

【５】（白金 青い池）





狐や鹿やリスやキツツキ、花々の祝祭、どこまでも続く牧場風景、夏の匂い。

【６】（上富良野 十勝岳に続く道）







そこに暮らす人がいる。

【７】（帯広 北海道ホテル）





驚くほどそばには、野生の生き物がいて、

【８】（真鍋庭園にて）





頂に雪を残す山が聳え、星降る空が見える場所。

【９】（旭岳）







冷んやりとした風に吹かれながら早朝の道を歩いた。

【１０】（小樽 LeTAO本店）





既に1日の活動を始めている人たちを見た。

【１１】（十勝ヒルズ）





「自分は何かを誤魔化していたのかも知れない」

【１２】（余市 ニッカウイスキー蒸溜所）





そう思うほどに、

【１３】（襟裳岬）





ここで暮らす確かな意志と朴訥な力強さに圧倒された。

【１４】（帯広 家畜改良センター十勝牧場）





ほんの一端を垣間見ただけで何がわかる？

【１５】（小樽 オルゴール堂）





もちろんわかりはしない。

【１６】（六花の森）





ただ感じるだけだ。

【１７】（積丹 島武意海岸）







北の夏はあっと言う間に過ぎゆく。

【１８】（小樽 ニトリ芸術村）





じきに花が終わり、樹々の色付く時がやって来る。

【１９】（豪雨の時も酷暑の日も2,200kmあまりを共に走ったヴィッツ）





でも。。。

【２０】（美瑛の丘）





今回の旅で眼に焼き付いた北国の短くも輝く夏は、

【２１】（美瑛の丘）





僕らの中できっとずっと続いてゆく…。

【２２】（暮れゆく美瑛の丘）





＜使用機材＞
　Body=Fujifilm X-Pro2/X-T2
　Lens=Fujinon XF16㎜ F1.4/XF23㎜ F2/XF35㎜ F2/XF50㎜ F2/XF90㎜ F2


（了）