2022年10月24日(月)。
清水から東西線の東山か蹴上まで
歩こうかと思ったけど時間節約で
五条坂の上からタクシーに乗った。
向かったのは前回も参拝した
相国寺。
ドライバーに行き先を告げるも「しょうこくじ?しょうこくじ?えーっと…」
ってな感じだったので「今出川の」「今出川?」「同志社の」
「あーーーっ!わ分かりました!」とやりとり。やれやれ(苦笑)
まぁ確かに観光客がそう参拝する寺院でもないんだろうけど、
大寺だし歴史もあるんだから、できればすぐに通じて欲しかった。
もっとも場所が分かってからは最短ルートで、しかも、
タクシーの入れるギリギリのところまで突っ込んでくれたけどね。
実はあまりに早く移動できたので、拝観時間前に着いてしまい、
どこかでモーニングでも食べようと烏丸通に出たのだが、
お目当ての店が休業中、背に腹かえられずチェーン店を利用(泣)
前回当寺を訪れた際は、承天閣美術館のみの拝観だったため、
秋の特別拝観期間中に法堂/方丈/開山堂を観ておこうかと。
しかしここもなかなかに広い敷地だ。
(法堂)
おや?境内の片隅の楓が僅かに色づき始めていた。
始めに法堂(重文)を観る。ここの法堂は国内最古の法堂建築だ。
その大きさもさることながら、禅宗の凛たる威厳がある。
ご多分に洩れず内部は全て撮影禁止だが、天井には狩野光信の蟠龍図が描かれ、
中央に本尊の釈迦如来を安置する須弥壇が据えられている。
続いて方丈。無論内部の撮影はNG、庭だけはOK。
ここには趣の異なる庭園がある。表側つまり前庭だが、至ってシンプルだ。
敷き詰められた白砂が室内に明るさをもたらしている。
しかし、裏庭は趣がガラリと変わり、枯山水ながら、
地面を掘り込んで高低差を作り、深山の風景を思わせるもの。
なかなか奥が深い。
最後に開山堂。夢窓国師の木造が安置される。
こちらの庭もまたなかなか味わい深い。
さて、そろそろ駅方面に向かわなきゃなと思いつつ、
素直に今出川から地下鉄に乗るのではなく、御所を突っ切って、
丸太町から乗車することに(そのくらいの時間はあると読んだ)。
もう10月も後半だというのに陽射しが強く暑いほどだった。
いつも眺めてしまう乾御門前の銀杏もまだ黄緑色だった。
それにしても夏のような空だな。ちなみに半袖でしたが何か?
最後は、苑内に咲いていた十月桜にて。
この後は、烏丸線で京都、八条口からはリムジンバスで伊丹に向かった。
ちなみにリムジン乗車後すぐに雨が降り出し、ギリギリで濡れずに済んだ。
ITMのラウンジでゆっくり昼食をとって、無事東京に帰還。
イレギュラーではあったけど、存外面白い延泊になった。
大陸からのインバウンドが入らないうちに、叶うなら再訪したいな。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
FUJIFILM X-T4 FUJINON XF16-55㎜ F2.8 R LM WR
(了)
Posted at 2022/11/19 06:46:50 |
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