
2019年7月6日(土)。
今年も早めの夏季休暇を取得して、
再び道央-道北-道南へと向かった。
主たる目的は胆振再訪にあった。
昨年9月、函館から洞爺を巡り、
再度函館に戻る旅をした。
函館と洞爺湖畔にそれぞれ2泊した後の9/5、ウィンザーホテルにチェックイン。
台風の影響が残っていて、この日の夜も稲妻が走り雷鳴が轟く夜になった。
クローズ間際の23時に大浴場に向かい、温泉とサウナを堪能し、
0時過ぎに就寝したのだが、僅か3時間弱で緊急地震速報に叩き起こされた。
最大震度7の北海道胆振東部地震だった。
その後の顛末は
昨年の旅行記をご覧いただくことにして、
あれからずっと「やり残し感」のようなものが後を引いていた。
「いつかまた胆振を旅したい」そんな思いを胸にずっと抱え続けていた。
そんな北海道を巡る旅、自由に、気ままに、ご同行いただけたら幸いです。
今回は新千歳をハブに、札幌〜富良野〜登別〜北湯沢〜洞爺湖を、
それぞれ1泊、2泊、1泊、1泊、3泊とレンタカーで廻ることにした。
総じて言うと、前半は天候に恵まれ、後半は霧と雨に悩まさることになった。
再訪となるエリアのため、訪問歴のあるメジャーな観光地は最小限に抑え初訪優先とし、
出来得るなら、ローカルなお気に入りの場所を探したいと考えていた。
果たしてその結果は…???
・・・結果は、ご覧いただいたみなさまのご判断に委ねることとして、
早速、時系列写真メインの絵日記的駄紀行文を掲載したいと思います。
長丁場が予想されるため、気持ちの余裕がある時に、緩やかにお付き合いください。
今回は、昼過ぎの赤組便を押さえていたのだが、
機材の到着遅れで約30分ほど出発&到着時間が遅延することになった。
運良くパワーラウンジの窓側に座れたので、そこから撮った1枚からスタート。
新千歳のバゲージクレームでは会社の同僚と出くわすプチハプニング(笑)
空港でいつもの通りレンタカーを借り出したんだけど、
これまで借りた車の中では最も年季が入った個体(11万キロ超のプレマシー)だった。
3ナンバーだから2代目、2リッターガソリンエンジンに4ATという組み合わせ。
荷室が広いのはいいんだけど、やれ感の強い車に若干の不安を覚えながら高速へ。
GWの札幌でやり残したことは、藻岩山の夜景だったから、
チェックイン前に腹ごなしと夜景を済ませてしまおうと、
藻岩山に近いお気に入りの寿司店(もちろん回転系)に寄って、
40分ほど並び、サクサク食べると、外はいい塩梅に暮れてきた。
ケーブルカーの中腹駅まで車で上がってしまおうと観光道路に向かうと、
あれ?なんだか様子がおかしい???
道は激しく渋滞してるし、浴衣姿の若い人たちが大勢歩道を歩いている。
やっとの思いで料金所のゲートに辿り着くと、前の前の車も前の車もUターン⁉︎
係のおじさん曰く真駒内の花火大会で、中腹駅の駐車待ちは1時間以上だと!
なんとも不覚だった。そんな一大イベントとかち合ってしまうなんて(涙)
前回の風雨、今回の花火とどうも僕らは藻岩山にかなり嫌われているようだ(苦笑)
仕方なく大人しくホテルにチェックインすることに。
札幌は移動拠点として1泊するだけだったから、
これまで利用したことのない、繁華街に近いビジネスホテルを取っていた。
期待値が高くはなかったからか、設備やサービスに過不足は感じなかったし、
荷解きをした後、近場に軽く散歩に出たんだけど、時計台の極近で地の利もあった。
蒸し暑い東京と違って、さすがに夜風が吹くと肌寒く、早々に撤退したんだけどね。
翌日の日曜日は好天に恵まれた。
朝食をとったあと、チェックアウト前に地下鉄で中島公園に散歩に出かけた。
目的は、重要文化財に指定されている「豊平館」の見学だった。
豊平館は1880年に開拓使が建造した西洋式高級ホテルで今の大通り沿いにあった。
明治天皇を始め、内外の要人の宿泊や会合などに利用され、のちに公会堂となった。
戦後、米軍に接収された時期もあったが、1958年に中島公園に移設されたそうだ。
驚くべきは2012年まで市営の結婚式場として現役だったということ。
札幌を発つ前にちょっと覗こうと思っただけなのに、青空と豊平館の青と、
公園を吹き抜ける風が思いの外心地よくて、予定外に長居してしまった。
長くなりすぎてしまったので、今回はこの辺で幕を下ろし、
次回、もう少しだけ中島公園を続けて、
北海道神宮、そして一気に中富良野に飛びます。
今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました。
つづく・・・。
FUJIFILM X-H1 FUJINON XF10-24㎜ F4 R LM OIS WR / XF18-135㎜ F3.5-5.6 R LM OIS WR
(了)