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2015年04月04日 イイね!

クラッチカバー

クラッチカバー同じ週にクラッチ交換2台となりました・・・
もう若くもないのでホントにキツイ。

しかし、重なってしまったものは仕方がない。

そもそも、ヲレのGCが想定外だっただけのことで、キツイなら自分のを後回しにすれば良かっただけの事。
どうしてもクルマが必要な生活をしてる訳でもないので、ヒマになるまで放置でも良かった訳だけど、時期が悪いんだよね・・・

しかし、今みたいな桜の季節に出かけられないのは、厳しい。
春のいざないは、何にも代え難いと思ってしまう。


そんな特殊なモチベーションの元、今日も油に手を汚すのである。


いつも面倒を見ているアルトワークス。
初年度は平成10年で、ウチのイプ太郎と同級生である。

ウチの子ほど距離を伸ばしてはいないとは言え、10万キロはとっくに超えてる訳で、軽自動車というちょっと貧弱な車両規格から見ると、各部の疲れはGC8以上に深刻と言える。

ここ数年の徹底的なメンテナンスにも関わらず、まだあるぞ、まだあるぞと畳み掛けてくる。


そろそろ大詰めといった所だろう。

オーナーもよく頑張ったと、言ってやりたいくらいだ。



フロント横置きエンジンのミッションの脱着は、通常は非常に工賃が高く、
維持断念の第一要因となっている。

いったい何故なのか?

それは、殆どの場合がエンジンごとの脱着になるからである。


あれだけ走っていたFFレビントレノ、EF・EG・EKシビック、CE・CNランサー、EPスターレット。
一体どこに行ったんだ???


不思議なほど見なくなった。




答えは難しくない、整備断念で廃車になっているだけである。

クラッチ交換で15万とか20万とか言われてしまうのである。

車両の現在の価値を超えてしまったら、
大概は廃車なのだ。



アルトワークスも、軽だとナメて掛かると非常に困難な整備となる。
3気筒とは言え、フレームの間ギリギリに直列エンジンとトランスミッションが詰め込まれており、エンジンルームは見るからにぎゅうぎゅう詰めである。

Vベルト交換さえ、おいそれとは行かない厳しいレイアウトだ。


これを、今回は手間と時間の関係でミッションだけ降ろして作業することになりました。。。(((゜Д゜;)))




トランスミッションを外すためには、ミッションへの接続部と周辺補機類を全て外し、ベルハウジング接続部アクセスの為のスペースを確保しなくてはなりません。

足回りをバラしてドライブシャフトを抜き取り、シフトリンケージやフロントパイプ、クラッチワイヤーなどを分離し、インタークーラーやラジエター、デストリビューターなどを外してスペースをつくります。

あとは、スピードメーターのギヤとかバックランプのコネクターなどを外せば、ベルハウジングとミッションマウントのボルトだけ。


ま、「だけ」って内容じゃないけどね・・・


エンジンごと降ろすとなると、難しさはないけどこの3倍くらいバラさないといけないので、そうとう時間もらわないと出来ない感じになる。


一日しか預かれないんで、肚決めてやるしかないわ!


エンジンマウントやメンバーのボルトを限界まで緩めてバールやジャッキでうまく傾けてコジって漸く外れてくるトランスミッション。

工夫しないと外れてこない知恵の輪スタイルは割と想定内だったので、それほど苦戦せず着陸へ。
ドラシャのブーツが若干切れてるのか、グリスが飛び散った跡がある。



クラッチのレリーズ機構。
まるでオートバイのように、ワイヤー式でダイヤフラムを押している。

ここはレリーズベアリングを替えるだけだけど、動きが渋くなることが多いので、充分に清掃してグリスアップしておきました。




今回、クラッチディスクは殆ど減っておらず、恐らく新品時より1ミリ程度減っただけという程のフェーシングの残山でした。

10ウン万キロも使っておきながらその程度の減りってちょっと考えにくいので、もしかしたら一回交換の機会があったものの、ディスクのみを交換したんではないだろうか???

と勘ぐってみる。


つまりカバーは再使用。
そして、ヘタって滑るようになったと。


そのセンが一番疑わしい・・・。


まぁ・・・今回は軽量フライホイール込みで、すべて交換するので、向こう10万キロくらいは安心して乗れるでしょう。



併せてリフレッシュのシフトリンケージブッシュまわり。
3.2キログラムのフライホイールと相まって、カチカチと気持ちのいいシフトチェンジが楽しめるはず。

これは絶対にやるべき!



しかし・・・やはりと言うか、ミッションとエンジンのドッキングに大苦戦。。。

クラッチディスクの芯はちゃんと出てる筈なのに、狭いフレームの間でメンドラの水平が出せずどうしても入らない・・・
ミッションから出てるスタッドボルトも邪魔なんだよな・・・。


何度もチャレンジしては入っていかないので、メンドラのスプラインの縁と、ディスクのスプラインの入口をベルトサンダーでバリ取りして角を取り、べったりグリスアップ。


これで漸く接合できました・・・。



FFって何でも大変でサイアクだよ~。

組み上がりが夜中になりました・・・。






Posted at 2015/04/14 00:45:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2015年04月02日 イイね!

レリーズベアリング

レリーズベアリング出先での不動は嫌なものだが、本当にどうにもできないパターンは珍しい。
エンジンブローの際には流石に自走出来なかったけど、軽いクラッシュ位なら、大概は帰っては来られるからね。

まぁ、最近は保険の特約が充実してるんで、やたら苦労するくらいなら、さっさとレッカーで帰ってきた方が早いんだけど、何となく屈辱ではあるw


大昔に、正月の御殿場でハチロクが全電源を喪失して立ち往生した時に、誰も友人が捕まらず、必死にセブンイレブンでメインハーネスのトラブルシューティングをしてた事を思い出しました。

前オーナー作業の、オーディオまわりの切りっぱなしの配線が短絡して、常時電源がショート。
ハーネステープの奥にぐるぐる巻きに隠してあるB端子のヒューズ切れを、何とか突き止めて帰ってこられたんだった。

20年間やってることが変わってないな・・・。



そんな訳で、週末は手一杯なので、急遽クラッチ休暇を申請。
慣れた手つきでミッションを引きずり下ろします。


問題のレリーズベアリングはどうなっているのか。



ちょっと見慣れない絵に違和感を覚えます。
ボールベアリングが中でバラバラになってるな。。。


ダイヤフラムを引っ張るスリーブがすっぽ抜けてカバー側に残っていました。
ベアリングが痩せすぎたか、スリーブの溝が掘れ過ぎたか・・・

最後には抜けてしまうんですね。


前回のカバーディスク交換時にベアリングを再使用したことが敗因です・・・。

こんな当たり前の事をしなかった自分が恥ずかしいですが、
前回整備時に準備していたものが不良で使えなかったりと、予定外が重なり、
どうせ整備も多いので、寿命前にまた着脱があるだろうと踏んでの再使用だったんですが、


随分引っ張ってしまいましたね・・・。




そして今回のもうひとつの目玉は、只のオープンデフに成り下がっていたDCCDの交換。
これは、この際にやらないと後では絶対やらないであろう。


このストックは、以前miner氏より譲り受けた完全作動品。
バックラッシュシムの調整がどうとか聞いていたんですが、外したものと寸法が完全同一ぽかったので、元のシムでそのまま組み込みました。

ううむ、これはいい貰い物でした。


大事に使わせてもらいます。



ミッションさえ完成してしまえば、あとは組み戻すだけですね。



必ずと言っていいほどゴロゴロになっているパイロットベアリング。
意外と外れてこなくて、炙ってスラハンで引っ掛けて取り外し。




ツルツルになっているフライホイールの当たり面にちょっとペーパーを当てると、初期馴染みが早くなってガッチリ食いつくようになります。



新品カバー、ディスク、ベアリング。

前回交換時、カバー・ディスクは新車外し品を貰ったものなので、実はちゃんと新品でオーバーホールするのは初めてだったりするwww



新品の厚みは8.4ミリ。


4.5万キロで6.7ミリに。

つまり、自分の乗り方だと、5万キロで約2ミリ減ってる計算です。
最初のディスクは13万5千キロでリベットが出たので、10万キロ使ったらそろそろ交換を考えた方が良さそうです。


そして、レリーズベアリングは必ず毎回交換ww



そして組付け。
ドラシャや、ペラ、フロントパイプなど、結構外したものが多いので大変だよね。



そして予想外にも終わっていたレリーズシリンダー。


レリーズベアリング破損でピストンが飛び出してしまったのを押し戻すときに、
不用意に押し戻したのが良くなかったんだね・・・。

ピストンシールが齧って切れてました・・・。



何故かストックがあって助かったw




何とか組み戻せました。



しかし、毎度のことながら苦戦するシリンダーのエア抜き。
何度やっても抜けないんで吠えていたんですが、

ちょっと冷静になって、インタークーラーを外し、レリーズシリンダーのボルトも外してフリーに。

そのままクラッチペダルを踏むとまたピストンが出てしまうんで、
先にブリーダーを緩め、ニップルを一番高い角度にしてゆっくりポンピングしてみます。



これで一発でしたw


なんだよ、車載状態で抜けないものって先に言ってくれよ・・・。




深夜にまたクズ共がワラワラと集まってきてまた寝不足に・・・。

整備の基本の大事さを省みる内容でした。


Posted at 2015/04/09 03:02:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2015年04月01日 イイね!

地元の桜

地元の桜今年は、関東平野部の開花と週末のタイミングが悪かったね。
土日でちょっと行こうと思っていた人は、みんな肩透かしだったはずだ。


自分も作業作業とやっていたんだけど、日曜くらいはお花見ドライブと行きたかったが・・・

どうも、週末の天気は荒れ模様。


こりゃ、あまり期待できないナ。。。

どうせ行くなら思い切って出かける方だけど、どうも都合がつかないね。
桜なんて、日本全国どこにでも植わってるもので、地元にも気になる桜は幾つもある。


ちょっと仕事の合間に寄り道してみました。



古いお寺や神社には大体古い桜が植わってるもので、ふと立ち寄ってみる。


メダカの泳ぐ用水路を横目に、谷戸に分け行ってみる。
昔、イモリやカエルを探して回った田んぼの奥に、

確か古いヤマザクラがあるのだ。



ここには今も、里山の静かな時間が流れているんだ。



ああ、咲いている。

老木故、一時の樹勢からはだいぶ衰えてはいるだろうが、
慎ましくも大きく枝を広げている。



華美ではないが、里山に映えるワイルドチェリーには孤高の存在感がある。


知る人ぞ知る樹なのだろうか、ポツポツ撮影者が見られました。

Posted at 2015/04/09 01:36:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 桜を追いかけて | 趣味

プロフィール

「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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