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コバルト@NCECのブログ一覧

2014年05月30日 イイね!

Myホーム(ガレージもあるよ) その⑦~ガレージ収納について~

Myホーム(ガレージもあるよ) その⑦~ガレージ収納について~”家付きMyガレージへの道”改め,Myホーム(ガレージもあるよ)の第7回です。

結局,シリーズが終わらないうちに,完成してしまいました。。。

第7回は土地選びについて書こうかと思いましたが,あまりに現実的な話で,また地域によって全然条件が違ってきて,もう説明が面倒臭くなりすぎなので,止める事にします。(^o^;


第6回では間取りについて書きました。

結局のところ,LDKを 1F にした我が家は,ガレージとの面積の取り合いになったのでした。

第3回でガレージの広さを決めましたが,ガレージライフにとって,大変重要なことがあります。


 
収納をどうするか?ということです。

私の場合,普通の人よりも荷物が多いのです。

タイヤだってホイル付きが14本はあるし,タイヤが安いときに買い溜めして置いておけるスペースも欲しいし,

工具の置き場も必要だし,オイルとか洗車道具とか・・・これらの置き場をきちんと確保しておかないと,

整備スペースにどんどんはみ出してきて,結局狭いガレージになってしまいます。



もともと,私片付けが超苦手なんです。(^-^;

もう,片付けって,持って生まれたセンスだと思います。私には絶対無いです。

でも,片付けできないなりに,なんでできないか考えた結果,

「収納は多ければ多いほどいい!」

と思います。しまう場所があれば片付きますが,しまう場所が無いと,

「とりあえず,ここに仮置き~」

とやっているうちに,グチャグチャになります。

というわけで,なるべく広い収納スペースを考えました。



当初は,もともと建物全体の面積が大きくなるので,小屋裏やロフトを考えました。

でも,収納するものをよく考えると,タイヤなどの重量物ばかり

ガレージと同じレベルに収納がないと,持ち運びが大変です。

そんなわけで,ガレージと同じフロアレベルでの収納を考えました。

最終的に行き着いたのが,いわゆる”大収納”とか言われている,天井高さ1.4m以下の収納

天井高さ1.4m以下にすることにより,延床面積にカウントされないため,

延床面積から計算される固定資産税も節約できるということで,ハウスメーカ各社が売りにしているものです。

でも,実際には大して固定資産税の節約なんぞにはなりません。

我が家の場合,2箇所に”大収納”を設けました。(1つは大きくないですが)



1箇所目は家の1F~2Fに上がる階段の下のスペースを活用

工具の収納スペースとして使っていますが,このスペースの上には階段があります。

空間の有効活用ですね。(^-^)

2箇所目はガレージ後方に設けた4帖の収納。この上には和室が乗っています

1Fは居住スペースのLDK以外に,来客用に和室を設けたいと妻が言いました。

通常,和室は襖などで仕切れるようにして,個室にもできるようにしたりします。

我が家の場合は,和室を1Fフロアよりも1m上に上げて(スキップフロア構造),空間で区切ることにしました。

そして,私は何とかガレージ収納を確保することができました。(^-^)v

ガレージ部を横から見ると,こんなイメージになっています。



今では,階段下の収納には工具類,タイヤはキャスター付きのタイヤラックを使って

ガレージ収納内に納めてあります。



収納からガレージまでが同じレベルにあるので,重い物の移動が非常に楽です。

ガレージ収納はもう少しあってもいいかな・・・とも思いますが,

ガレージ本体と合わせて約19帖ですから,これ以上の贅沢は言えません。(^o^;
2014年05月28日 イイね!

セナの速さの秘密。

セナの速さの秘密。【F1】没後20年。中嶋悟が語る「セナの速さの秘密」

少し時間が経ってしまいましたが,アイルトン・セナの没後20年だったようですね。

かくいう私も,セナファンでした。

今よりもドライバーの技量差が出易いF1で,他を圧倒する才能の持ち主であったと思います。

没後20年でいろんな関係者がセナについて語っていました。

その中で,面白い記事があったので紹介します。
(ご存知の方も多いかもしれませんが。)

中島悟のコメントです。

------------------------------------------------------------------------------------------

亡くなって20年経った今でも「史上最速のドライバー」と称されるセナ。その速さの秘密は何なのか?
セナとともに戦った中嶋氏に話を聞いた。

 セナは運転がうまかったですが、何か特別なドライビングをしているのかといえば、

 決してそうではありません。僕の運転の仕方とも変わりありません。
 ただ、僕が1秒間で5つしかマシンの操作をできないとしたら、彼は同じ時間で8つぐらいの操作ができる。
 言い換えると、僕にとっての1秒はセナにとって2秒ぐらいに感じているんじゃないか、ということです。
 
 きっと彼の目には、物事の動きが現実よりもすごくゆったりと見えていたと思います。

 そうじゃないと、ガードレールに囲まれた狭いモナコの市街地コースをあんなに速いタイムで
 走ることなどできるわけがありません。理屈が合わないんです。
 実際にモナコを走ると、次から次へとブラインドコーナーが迫ってきて、それに対応するだけで
 精いっぱいです。でも、きっとセナは周りがよく見えていて、僕が想像もつかないところまで
 ちゃんと絵を描けているんです。だから、見えない壁の向こうにものすごいスピードで
 突っ込んでいくことができるのだと思います。
 
 普通の自動車の運転と、レーシングカーを走らせることは大きく異なります。

 レーシングカーを運転する時には”時間を削ること”が求められるのです。
 そのためには、前もって行動するしかないのです。
 
 よく「レーサーは反射神経がよいので速く走れるんじゃないですか」と言われますが、そうじゃないんです。

 反射神経は僕もセナもそんなに変わりませんし、F1のレースではパッと目の前の状況を見て、
 それに反応するのではとても間に合いません。

 たとえば、F1ドライバーはモナコGPが開催される市街地コースのトンネルを280キロ以上の

 スピードで駆け抜けていきます。
 トンネルを抜けてパッと視界が明るくなり、次のコーナーの入り口が見えます。
 でもコーナーが見えたあとに反応しても遅いんです。コンマ数秒で壁にゴンッとぶつかって終わりです。
 見えてから反応するのではなく、レーシングカーの運転では自分で時間をつくっていくんです。
 
 モナコのような市街地コースでは、コーナーの先がまったく見えません。

 見えないけれども、次に起こることを予想して仕掛けていくのです。
 「コーナーの先は見えないけれども、クルマがこういう動きをしているので、
 このままで走って行けばカーブをうまくクリアして、壁の10センチ横を通ることができる」とかね。
 そうやって実際に目に見える前に反応して時間をつくっていくことで、タイムを削り取ることができるのです。
 
 とはいえ、モナコはでひとつのコーナーをクリアしても、次から次へとコーナーが連続していきます。

 僕からすれば四六時中綱渡りしているようなものでした(笑)。
 だから何度も言いますが、セナの目にはよっぽど周りがのんびり見えていたんじゃないかと思うのです。

  
~以下略~

------------------------------------------------------------------------------------------

やっぱり,日本人初のF1レギュラードライバー,さすがにいいこと言いますね。(人´Д`)

ドライビングってやっぱりそういうことなんだなと思いました。きっと,

「僕にとっての1秒はセナにとって2秒ぐらいに感じているんじゃないか」

という部分は,①コース習熟度の差②車をコントロールする能力の差から

生み出されるということなのですね。


 
モナコ市街地コースのような路面の悪いところは特に,コースをよく知っていて,

車が安定して速く走れるライン(必ずしも最短距離ではない)を知っていたのではないか?

だから,不必要に車の挙動が乱れることなく,予測の範囲内で毎周同じように走れたのではないか?

F1ドライバークラスでも,ほんのわずかの差があるんでしょうね。

 

また,車からのインフォメーションを感じ取ることや,操作の正確さが中島悟よりも

アイルトン・セナのほうが,わずかに長けていたということなのでしょう。

また,体が勝手に反応して操作してくれる項目が,わずかにセナのほうが多かったのでしょうね。

モナコのような次から次へとコーナーが迫ってくるようなコースでは,1つのミスが2つ先のコーナーで

修正し切れないミスとなって積み重なっていくのでしょうから。

直線→ブレーキング→旋回姿勢に持ち込む時間や精度が,わずかにセナのほうが優れていて,

1つ1つのコーナーでする修正が少なく,そのわずかな差で先のコーナーへの準備ができていたのでしょうね。

そして,1つ1つのコーナーのわずかな差が,1周でコンマ数秒,78周では何十秒もの差になるのでしょうね。



私も,もっともっと走り込んで,走りの精度を上げて,もっとすごいことができるようになりたいなぁ・・・と思った記事でした。
Posted at 2014/05/29 00:52:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日々のつぶやき | 日記
2014年05月27日 イイね!

車両盗難予防策について

車両盗難予防策について車両盗難については,以前にこちらで書いたことがあります。

車両盗難の経験から。。。

私もS14時代に車両盗難に遭ったことがあります。

そのときの様子は上のブログを参考にして欲しいのですが,このとき以来,

「私の車は大丈夫(盗まれない)」

とは思わず,

「常に狙われている」

と考えるようになりました。



よくみ○カラでも,”拡◇希望”なんてブログ見かけます。

盗まれて必死に探す気持ち,よくわかります。

私もS14が盗まれたときはそうでしたから。

でも,残念ながら現実はなかなか厳しいと思います。

上記のようなブログで,見つかった割合って相当低いのではないでしょうか?

投稿された盗難が100件あって,1件見つかれば相当な”み○カラ効果”だと思います。



盗難届出しても,警察は何もしてくれません(何もできない)からね。

繰り返しになりますが,

”盗まれてから一生懸命探すよりも,
 盗まれる前に盗まれない対策するほうが簡単です”

これは間違いないです。

盗難防止となれば,お金のこともありますが,何か対策はしたほうがよいです。

盗まれた後に後悔しないように。。。

キーシリンダー回す前に,ヒミツのスイッチをどこかに付けておくというだけでも

少しは時間が稼げますからね。(=ひょっとしたら窃盗犯に諦めてもらえる)



かくいう私は,Myガレージ建設を機に,更にグレードアップしました。

これまでの車両本体への盗難防止だけでなく・・・



警備付きの箱にしました。(笑)

万が一,シャッターを突き破ってくるような方がいた場合には,吉田沙保里が来ます。



これで盗まれたら・・・仕方ないかなぁ。。。(^o^;

皆さんも,車両盗難対策は抜かりなく・・・。
Posted at 2014/05/27 23:32:06 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日々のつぶやき | 日記
2014年05月25日 イイね!

現車合わせセッティングという仕事。

現車合わせセッティングという仕事。さて,だいぶ時間が空いてしまいましたが,先日ロデックスタイルさんにて実施した,”現車合わせセッティング”のレポートをしようと思います。

現車合わせセッティングについては,以前に究極のブーストアップシリーズで書いたことがあります。

究極のブーストアップ その⑦~現車合わせセッティングとは?~

私の中でこの現車合わせセッティングという作業は,ショップ作業の中で,”ショップの差が大きく出るところ”だと思っています。


私はもともと,チューニングなんて極力しないほうがいいと思っていました。(今でもベースは変わっていないのですが。。。(^o^;)

だって,メーカさんがきちんとテストをやって売り出しているわけですから,

いい加減な弄り方ではクルマを壊すことになると思うからです。



皆さんも,”どこでセッティングしてもらうか”はよくよく吟味して決めたほうがいいです。

よく聞くんですよ。ブーストアップでもエンジンブローとか。

「マージン削って馬力出すんだから,壊れて当たり前でしょ?」

以前は私もそう思っていました。

今回は(も?),少々長くなりますが,これから初めてコンピュータセッティングをする方や,現状にお困りの方に読んで頂きたいです。


「きちんと現車合わせしてもらえば,SR20DETエンジンは


 300PSのブーストアップ程度でそう簡単に壊れることありません。」

私の実証データです。

ロデックスタイルさんにて,2010年に究極のブーストアップをして,4年間で41,000万km走行しました。

サーキット走行だけでも,50回以上

1回で60~100km程度は走りますから,純粋なサーキット走行だけでも3000~5000km以上は走っています

油温・水温管理はきちんとやりましたが,エンジン本体はノントラブル

けっこう走ったほうだと思います。

本当に大丈夫か確かめるために,エンジンオーバーホールまでしましたが,エンジン本体は問題なし。

ここまできちんと壊れずに走れるって,普通にあることとは私は思いません。

ショップ選びって大切だと思います。




さて,本題に入りますが,今回ロデックスさんに無理を言って,現車合わせセッティングに同行させて頂きました。

正に,「百聞は一見に如かず」というか,「百聞は一に如かず」というか。。。

「ここまで丁寧に,本気でやるんだね!」というのが感想でした。



①事前準備

 夜のセッティングを控え,当日昼過ぎにロデックスタイルさんに伺いました。

 準備として最初に行ったのは,なんとホイルアライメント測定!


 

ロ:「だって,きちんと実走するからね。変なセッティングじゃ危ないもん」

 とロデックスさん談。アライメントと言っても,当然車高確認,タイヤ溝チェック,エアチェックも含む

 足回り全体の確認です。

 セッティングの通常料金で,アライメント測定も入っているんですね。

 但し,あまりにも酷いアライメントのクルマは,お客さんに説明した上でアライメント代も頂くそうな。

 私のはときどき見てもらってますので,微調整で終わりました。


 そして次は下回り点検&エンジンルーム点検など。



 
 ミッション,デフ,ドラシャなどの駆動系や,インタークーラーのパイピングなどを点検していました。

ロ:「セッティング中にトラブルあると,戻ってきて直したりしないといけないから,

  きちんと走れる状態にしておきたいんだよね。」



 

 私のは特別何もなかったですが,初めての車は修理で少し時間が必要な場合もあるとのことです。


 そして夜になり,”先生”到着です。

 空燃比計のセンサーをフロントパイプに取りつけ。




先:「このセンサーはきちんと校正してないとダメなんだよ。

  3回くらいセッティングしたら,校正しないといけないんだけどね。」


 ”先生”はとても面白い方で,初対面ではあったものの,とても話しやすい方でした。


 機器のセッティングが終わって,エンジンがかかりました。

先:「段ボールはどのくらい入れてる?」

ロ:「2枚。コレとコレかな。」

 へ~。段ボール入れたままセッティングするんだ。

 ・・・とこのときは慣らしで入れていた段ボールを入れたままにする理由はよくわかりませんでした。


 



②街乗りセッティング

 まずは,街乗りレベルのセッティング。走り出してすぐ,

先:「これ,カム換えた?どうりで下のほう燃料入るようになってるね。」

先:「アイドリングちょっと不安定だなぁ。」

 とチョコチョコとパソコンでデータ変更。

 チューニングしてあるの?って言われるような低回転でピタッと安定したアイドリングとか,

 街乗りで不快感のないようにして頂きました。

 前のデータがありましたので,初期の街乗りセッティングはものの5分程度。

 できる方は仕事が早いです。

 そして,後述する④ドリフトセッティングの帰りに,ライトON-OFFしたり,エアコンON-OFFしたり・・・

 3速4速の1500rpmくらいで,アクセルをわずかに踏んだときなどのギクシャク感をなるべく

 無くすようにしたり・・・(パワーFCではどうしても制御し切らない領域なんだとか。)

 普段の使い勝手もかなり気を使ってセッティングしていてくれました



③高速セッティング

 街乗りがだいたい終わったところで,高速域のセッティングを行いました。

 4速全開を6回程度。ブーストコントローラーのセッティングも兼ねます。

 私の車で計算上は7000rpmで180km/h程度出ます。危ないです。(^o^;

 それから,3速でのゼロブースト加速を2回。(ブースト0kgf/cm2で7000rpmまで回す)

 加速増量補正で3000rpmキープ→4000rpmキープ・・・→6000rpmキープを2回。

先:「けっこう燃料入るようになったねぇ。」

ロ:「まぁ,同じブーストアップだけど,内容はけっこう変わったからね。」

 次から次へとセッティングを変えてやりましたので,15分程度で完了。


 少し時間が余ったので,先生が

先:「パワーを出すことだけ考えれば,セッティングなんてそんなに難しいことじゃないんだよ。例えば・・・」

 パソコンの数値を変えて,

先:「これで加速してみて。」

 その加速は,セッティング中のものと比べ,確かに速くなりました。

先:「これでピークパワーで大体330PSくらい出てるんじゃないかな。」

先:「セッティングの難しいところってさ,如何にオーナーの使い方に合わせるか?ってところなんだよ。

  馬力出すだけだったら簡単なんだよ。

  さっきの状態だったら,馬力はあっていいよね。あれでほとんどノッキングは出ていないんだよ。

  でも,あれはあくまで水温75℃の状態,吸気温度も低い状態なんだよね。

  たまに全開を楽しみたいです。サーキットは走りませんって人なら,あの状態のほうがパワーあっていいよね。

  だけど,コバルト君はサーキット走るでしょ?ドリフトするでしょ?

  サーキットで横向けて風当たらなくて連続周回すれば水温も吸気温度も上がって,

  ノッキングが出やすくなるんだよね。だからマージン取らないといけない。

  そのマージンをどれだけオーナーに合わせられるかってところが一番難しいんだよ。」


ロ:「そこをいつも2人で考えて決めてるんだよ。サーキット走るのか?レブ当てちゃう人か?

  水温上がったらガマンする人か・・・とかね。」


先:「ぶっちゃけ,自分の車じゃないから,チャチャっとやってもいいんだろうけど,

  それだとどこのショップに行ってやっても同じようなこと(壊れる)になっちゃうだろうから,

  オーナーに出来る限り合わせたマージンにするのが俺流なんだよね。」


 ・・・と。



④ドリフトセッティング

 次はワインディングのテストコースにて,セッティングです。

先:「ドリフトするんだから,ドリフトしてセッティングしないとね!

   タイムアタックするならそういうところも気にするし。」


 運転席ではロデックスさんがスーパープレイを繰り出して,助手席では先生がパソコンをカチャカチャ。。。

 後部座席の私は必死に横Gに耐えるのみ。。。(^o^;

 人の車でここまでやるのか!?と改めて思いました。

 ロデックスさんの運転ですから,信頼はしているものの,かなり危ない作業です。。。

 ロデックスさんはかなり低い回転でのシフトアップドリや,わざとアクセルを踏み直したり,

 様々なシーンを想定して運転しています。

 水温が90℃まで上がったときに,

先:「うん,ノッキング出てないね。このくらいまで水温上げてノッキング出なければ合格かな。

  セッティングのせいで壊れることはないよ。」


 と先生談。

先:「実際に,水温きっちり上げないと,ノッキング出るか出ないかわからないんだよね。

  だから段ボール抜かずにわざと水温上がるようにしてセッティングしてるんだよ。

  サーキットでドリフトで使うなら,横向けて,きっちり水温上げてセッティングしないと,

  ノッキング出るか出ないかは予測はできてもやってみないと安心はできないからね。」


 ・・・と。そういえば,気になっていたことを聞いてみました。

私:「セッティングによって,水温上がりやすいとかあるんですか?」

先:「それはすごくあるよ!セッティングで全然違う。


  
もし水温上げたければ,○○(ショップの名前)に行ってください。(笑)

  回転数の上のほうは気持ちよく回るけど,YZなら2周持たないんじゃない?

  だから,ドリフトのセッティングって難しいんだよ!

  水温上がりにくくして,ノッキングも起こらないようにして,壊れないようにしてあげないといけないからね。」

だから,全て実走行でオーナーの走りを模擬してセッティングするんですね!



先:「最近はさぁ,すぐネットに書かれちゃうからねぇ。怖いよねぇ。。。

  ロデックスさんのところの仕事は,ロデックスタイルさんの評判にも関わるから迷惑かけられないしね。」


 なんて,大人な会話もありました。(笑)

 30分程度でドリフトセッティングも完了。

 時間にすれば大したことないのですが,後部座席ではかなり長く感じる時間でした。(^o^;



⑤セッティング完了後の会話

 セッティングはかなり順調に終わり,トータル約1時間ほどで完了しました。

 ロデックスタイルさんに帰ってきて,片付けしながら先生から貴重な写真を見せてもらいました。

先:「これがね,○○サーキットを2速ホールドでレブ当て続けて走ることを2年間続けたピストン

  このクルマやってから,俺すごく仕事増えたよ。(笑)『レブ当て続けても壊れない』って。」


 ピストン表面はザラザラな感じで,ノッキングでピストンが細かく何箇所も融けていました。

先:「これがね・・・ブースト2.0kgf/cm2で,水温120℃で回したSR20DETのピストンだよ」

 メタルガスケットが吹き抜けて,ピストン融けてました。(^o^;

先:「テストだから,こういうこともするんだよね。


  
だってさ,限界知らなきゃ人のクルマなんてセッティングできないでしょ?」


 

【感想】

 先生とは初対面でしたが,この人スゴイ・・・ってマジで思いました。

 実際,ノウハウがあるのか無いのか,アヤシイショップってけっこうあります。

 だけど,”先生”はバックデータがすごい。SR20DETの限界は知り尽くしているようでした。

先:「パワー出すのなんて,簡単なことなんだよ。『ポテンシャル引き出す!』とか

  よく雑誌に書いてあるけど,300PSのパッケージで350PS出るわけないんだから。」


 限界知り尽くしてるから言えることだと思います。

 本当にお話していて,

 「パワー出すのなんて出来て当然。オーナーに合わせたマージン設定が如何に出来るか,

  街乗りでもノーマル車みたいに普通に乗れるようにセッティングするところが

  チューナーの腕の見せ所」


 と思っているんだろうな・・・と思いました。


 実際に,先生はエアフロ付きのパワーFCが嫌いなんだそうです。私も,

先:「F-con Vproにすればいいのに。」

 と言われました。

 パワーFCとF-con Vproでは,燃料マップなどのメッシュが違います。

 F-con Vproのほうが,決め細やかにできるのです。

 また,エアフロって,タービンからの吹き返しの風量も測定してしまう場合があり,

 吹き返しがキツイところはセンサーの値を無視して制御するしかないのです。

 先生がF-con Vproを勧める理由は,決して高いものをただ勧めているわけではなくて,

 F-con Vproにしてもらえば,そんじょそこらのチューナーではできないような

 セッティングをやり切る自信があるからなんだなぁ・・・とお話していて感じました。


 「パワーFCのエアフロ付きのブーストアップなんて,簡単すぎて面白くない。」

 そう言っているようにも聞こえました。そのくらい,セッティングに関して精通している方なんです。

 誤解がないように言っておきますが,セッティング中の”先生”とロデックスさんは,

 冗談を言いながらも,正に”真剣に”セッティングされていました。



今回,慣れない後部座席でのセッティングで,少し酔ったのもあり,予想外に相当疲れました。

但し,ロデックスさんの車のフィーリングを感じる人間センサーをフル活用しながら,

”先生”の膨大なバックデータに裏付けされた知識をフル活用して,

命をかけてセッティングしている2人の仕事振りを見て,

「よい物を見せてもらったな。正に百聞は一見に如かずだな。」

という気持ちと,

「ロデックスタイルさんに現車合わせセッティングをお願いして,本当によかったな。」

と改めて思いましたよ。




CPUセッティングはパワーはきちんと出ないとつまらない車になるし,

壊れてしまっては元も子もないので,非常に大切なチューニングだと思います。

一言に”現車合わせセッティング”と言っても,適当なものから超真剣なものまで様々です。

これからCPUセッティングをされる方は,是非ともお金だけでなく,セッティングの中身を確認して,

信頼できるショップにお願いしてください。

そうすれば,とても楽しいチューニングライフになると思います。


以上,長々と書きましたが,”現車合わせセッティング突撃レポート!”を終了します。

ここまで読んで頂き,ありがとうございました。m(_ _)m
Posted at 2014/05/26 00:02:58 | コメント(7) | トラックバック(0) | ロデックスタイル | 日記
2014年05月20日 イイね!

過充電はNGです。。。

過充電はNGです。。。ロデックスさんのブログでも紹介ありましたが・・・車関連の関係者の方で,記念すべき最初のコバルト邸訪問は,なんとロデックスさんでした。

と言いますのも,私がやらかしたものだから,クルマを引き取りに来てくれたのです。


何をしたかと言えば,

「バッテリーの過充電」

コレ,皆さんも気をつけてくださいね。私は始めての経験でした。


通勤には使わないコバルト号。

動くのは週末だけです。

以前から,バッテリー上がりは頻繁にありました。

ガレージ建設を期に,コンセントを設けたので,これでバッテリー上がりともオサラバだったのです。



過充電って経験なかったからよく知らなかったんですよね。

だから,バッテリーはクルマに乗せたまま,充電器接続しました。


過充電すると,バッテリーって液漏れ起こすんですね。

そして,漏れる液体は希硫酸。。。H2SO4ですから,鉄,樹脂は溶かしますよ。(>_<)

漏れたのは,先週の日曜日のYZ東だったはずです。


今週末も予定があって,昨日の夜中に点検したときに,

「あれ?何か飛び散った跡がある。。。」

バッテリー周囲から何かが飛び散った跡。

あわててバッテリー外しました。そしたらこんな状態。。。(>_<)



慌てて大量の水で洗いましたが,時既に遅し。。。

配線も一部解けていたり,冷却水のエア抜きタンクのホースにも穴が空き,

ボディも塗装がやられていました。(ToT)



ロデックスさんちまで自走して,2次被害が怖かったので,

SOSして引き取りに来て頂きました。

今朝お願いして,あれこれ調整して頂き,夜にははるばる250kmの道のりを

 引き取りに来て頂きました。(-人-)

放っておけば,溶ける一方なので,即日引き取って頂き,とても安心しました。

昨晩は・・・寝れなかったので。。。(^-^;



ロデックスさんには,ガレージのみ見学して頂き,先ほど帰られました。

せっかくならもっと別の機会に,ゆっくりしていって欲しかったのですが。。。



修理は中途半端にやっても,腐食が止まらないので,塗装までしっかりと

やっていただくことにしました。

皆さんも,バッテリーの過充電には十分気をつけてくださいね。

過充電するくらいなら,バッテリー上がりのほうがよっぽどマシです。



あぁ・・・高い授業料になりそうです。。。(>_<)
Posted at 2014/05/20 22:42:54 | コメント(11) | トラックバック(0) | トラブル事例&延命化 | 日記

プロフィール

「車を入れないガレージの使い道 http://cvw.jp/b/867274/45167453/
何シテル?   06/04 21:00
ちょっとずつ更新していこうと思います。 よろしくお願いします。
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