
東京電力が、このブログをチェックしているとは思えませんが、
「計画停電についてのよくあるご質問」の中で指摘している「23区(21区が正しい様ですが)は、除外されるのですか?」が掲載されない件について、いつ更新したのか分かりませんが、映像の通り、Q/Aを追加しました。
また、こちらは、3月26日に更新した様ですが、
「神経逆撫で企業」でブログアップした請求書の件のお詫びが掲載されました。
さて、本題の「東京23区の大部分が計画停電対象外になっているのはなぜですか?」
回答を読んで、?と思う点が幾つかあると思います。
1つ1づ、嘘を指摘していきたいと思います。
「東京23区は人口が密集しており」?
「東京23区は人口が密集し、信号機やエレベーターも多い?」でも指摘していますが、一律23区と言う扱いに疑問を持ちます。
各種統計データを比較すれば、人口については、23区より周辺都市の方が密度が高いところもありますし、昼間人口(就業人口)で比較するのか否かでも異なってきます。
少なくとも目黒区、世田谷区、中野区、杉並区、練馬区、北区、江戸川区、葛飾区、荒川区、足立区と、川崎市中心部、横浜市中心部若しくは、周辺の住宅密集地で大きな差は見受けられません。
次に、鉄道や電気給電システムに詳しくない方なら簡単に騙されてしまうのが、「鉄道の運休や信号機の消灯などがあると」です。
鉄道について言えば、23区内を運行する鉄道事業者の路線本線に給電しているのは、一般の給電とは異なる独自の給電網から給電されているので、23区云々とは、関係ありません。
雷雨で停電した時のことを思い出して下さい。
街は停電しているのに、列車が走っている光景はありませんか?
問題になるのは、駅や踏切の一部ですが、これを持ち出すなら、他の地区だって停電できないことになります。
ましてや山手線内なら、殆ど踏切はありませんし、多くの駅は、数時間であれば、一定の制限を設ければ運用可能です。
道路の信号機について言えば、国土交通省のデータを見る限り、23区が極めて設置箇所が多く、交通量が多いと示す値はありません。
「極めて甚大な社会的影響があること」
不思議なんですが、被災地から避難して来ている方々を収容している周辺自治体を停電したり、被災している地域や医療施設、介護施設がある場所を停電するのと、23区を停電することの差が分かりません。
何をもって極めて甚大と言うのか、抽象的過ぎると思います。
「加えて本社機能を有している会社が多く重要な機能も集中…」
これも嘘です。
横浜、川崎には、本社機能を有している会社は無いんですかネ?
重要な機能を23区に集中配備していることもありません。
殆どの会社が、郊外に本センターやバックアップセンターを有しています。
あの障害大好き銀行「みずほ銀行」(システムの品質管理には予算を出さない銀行)ですら、多摩ニュータウンと千葉ニュータウンにメインのセンターを配置しています。
今や23区がなければ…と言う企業は、多くないと思います。
「今以上の首都圏の混乱を招く恐れがあります…」
これを言うなら、東京電力の人間が、いまこの瞬間、息をする様に嘘をついていることの方が、よっぽど、混乱を招く原因になっていると思います。
さて、東京電力関係者の方、もう、いい加減、自分達の利益の為に、23区(21区ですネ)を除外しました、議員さんからの圧力もありました、と認めたらどうですか?
特に、後者は、いま白状すれば、言い方によっては、国民から同情されるかもしれませんヨ(苦笑)
しかし、まぁヌケヌケと、こんな嘘八百を並べられるものです。
東電関係者は、孫子の代まで、嘘つきのレッテルを貼られたいのかナ…
9771
ブログ一覧 |
コラム | 日記
Posted at
2011/03/29 00:38:08