菅内閣不信任案・否決

自民、公明、たちあがれ日本の野党３党が共同提出していた、菅内閣に対する不信任決議案は、6月2日・午後、衆院本会議で採決され、賛成１５２、反対２９３（投票総数４４５、過半数２２３）で否決されました。


マァ可決されることは難しいだろうナ…と思っていましたので、特に期待をしていた訳ではありませんが、ＮＨＫがワザワザ放送枠を変更してまで、民主党の党代議士会の様子を流し、その中で、自らの口で、「東日本大震災と東京電力福島第１原発事故に責任を果たさせてもらいたい。一定の目処が付いた段階で、若い世代の皆さんに責任の引き継ぎをお願いしたい」と辞任を明言したにも関わらず、不信任案が否決された途端に、党役員、閣僚らが、「辞任を明言したものではない」と、コメントするのは、流石にどうかと思います。

また、今回は、被災地のことを考えれば…、被災者の方々の生活を考えれば…と、与野党共に、被災地・被災者をダシに使ったと思います。
本当に、そう思うのであれば、国会の議論より先にやるべきことが、沢山ある様に思います。
どうしても法摂理が邪魔であるのであれば、強権をもって行う、若しくは、クーデターと言う非常手段に訴えてでも、被災地・被災者、そして、国益の為に立とうと言う覚悟のある議員はいないのではないかと強く感じます。

その覚悟が無いから、不信任案可決→解散総選挙＝政治空白と言う理屈でしか物を語れない（街頭インタビューでも、不信任案可決→解散総選挙と捉えてコメントしているバカが多かった）と思います。

不信任案可決→内閣総辞職→超党派の災対内閣を設置→一定の目処が付いた段階で（爆）解散総選挙
こう言う選択肢だってあるはずです。

菅内閣を支持するのも、民主党を支持するのも民主主義（一応）の中では自由ですが、不信任決議案・否決の途端、発生している言った言わない次元の様相を見るに、支持している方々の人としての素質を疑わざろう得ないと思います。
「嘘つきは東電の始まり」と言うことで、同じレベルなのかもしれません。

余談ですが、自民・大島幹事長の演説は、ナカナカの名演説だったと思います（他の議員の演説と役者（苦笑）のレベルが違ったと思います）。

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