金正日総書記死去

朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の最高指導者・金正日総書記死去の外電が伝わっています。

17日に、北朝鮮国内の視察に向かう列車の中で、急性心筋梗塞で亡くなったと北朝鮮のテレビ、ラジオは報じています。

敵性集団の指導者であっても人の死は、死なので、まずは、ご冥福をお祈り致します。

さて、今後の北朝鮮情勢についてですが、急激な変化は、少ないのではないかと感じます。

全てが統制され演じられている集団にあって、その最高主導者の死を公表できると言うことは、ある一定以上の後継体制が確立され、公表しても混乱のリスクが少ないと判断してのことだと思います。

何かしらの政変的な死去の可能性が無い訳ではありませんが、現在までの外電の情報を総合すると、その可能性は低く、用意周到に権力移行が完了していると考えた方が自然だと思います。

注意したいのは、新しい指導者、三男の金正恩氏の権力掌握をアピールするデモンストレーションを軍部等が行う可能性です。
日本海、太平洋方面への弾道ミサイルの発射や、北朝鮮国内での核に関連した実験等、今まで行われて来た様々なデモンストレーションを行うことがあると思います。

日本政府に期待は出来ませんが、冷静かつ譲歩しない対応が必要だと思われます。

あと、可能性は少ないと思われますが、日本国内に潜入している工作員の扇動行動や破壊活動にも注意したいです。

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