海上自衛隊叩きのネタ、根拠希薄→報道しない

既報の通り、15日・08:00頃、広島県大竹市阿多田島沖の瀬戸内海で、海上自衛隊の輸送艦LST-4001「おおすみ」（基準排水量：8,900t）と遊漁船が衝突し、遊漁船側に死傷者が出る海難事故がありました。

毎々のことながら、まずは、自衛隊が悪い！の決めつけ報道が多数なされました。

遊漁船側に死者が出ているので、あまり極端なことは言いたくありませんし、哀悼の意も表したいと思いますが、「おおすみ」のAIS、遊漁船のGPSの記録の解析は勿論、周辺船舶、島民の目撃証言等も収集できていない状態で、衝突＝自衛隊が悪いと言う報道には、疑問を感じざろう得ないです。

「海上自衛隊の輸送艦が遊漁船に衝突」
この文書の表現では、日本語の文法として、「おおすみ」がぶつけに行ったことになります。

事実のみを報道するのであれば
「海上自衛隊の輸送艦と遊漁船が衝突」
と表現すべきです。
もし、こんな単純な文法が分からず意図しないで表現していたとしたら記事を書いた記者は、小学校の国語からやり直す必要があると思います。

そして、事故から１週間が経過しつつあることもありますが、海上自衛隊を決定的に「悪」とするには、パンチ不足な状態（叩くネタが尽きた）に加え、遊漁船側の問題を示唆する証言等が出ていることで、報道が沈静化していることも問題だと思います。

どちらに非があったかは、捜査機関である海上保安庁が調べ、海難審判所が処罰を決めることであり、少なくともマスコミが判断する内容ではないことを、マスコミは自覚すべきだと思います。

先の大戦前、政府の弱腰をなじり、大陸進出を扇動し、白馬の大元帥を祀りたてたマスコミの体質は、いまも変わっていないし、国を滅ぼす一番の元凶だと思います。

※写真は、LST-4001「おおすみ」と同型のLST-4003「くにさき」です。

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