ランサムウェア狂想曲

先週の金曜日から世界的に乗っ取り身代金請求型のランサムウェアと呼ばれるマルウェアの被害が広がっております。
週明け月曜日の今日は、日本を代表する大手重電メーカーや自治体での感染が報道されております。

今回の世界的な広がりは、2017年3月15日にMicrosoftがWindowsUpdateとして公開した修正プログラムMS17-010の脆弱性を悪用しています。

他人事と思わず、まず、MS17-010と対策パッチの適応の有無を確認し、次に使用しているセキュリティソフトを最新の状態にUpdateした上で、コンピュータ、接続デバイス（HDD等の記憶媒体）をフルスキャン
更にファイルの検索で、「mssecsvc.exe」「tasksche.exe」「.WNCRYT」「.WNCRY」が存在しないことを確認する必要があります。

また、マスコミは、こう言う騒ぎを、この一面だけ捉えて報道する傾向にありますが、大事なのは、常日頃から以下の事項を守ることです。

・WindowsUpdateは安全が確認されたものから随時適応（この安全が確認…と言う部分が一番問題）
・セキュリティソフトは、常に自動更新し、最新の状態に
・起動時及び定期的なスキャン以外に、メール送受信、Web閲覧時の自動検出機能も有効に
・直ぐにメールの添付はあけない（疑わしきは開かない）
・直ぐにリンクを開かない
・信頼できるサイト以外を安易に閲覧しない
・安易にサイトから映像を含むファイルをダウンロードしない
・安易に無料サイト、アプリケーションを使用しない
・ファイル共有アプリ、サイトを使用しない

１つのカテゴリの不正ソフトが注目されている時、古典的なウィルスソフトの亜種が被害を拡大させる…と言うこともあるので、マスコミに踊らされず、適切な処置、対応を取るように心掛けて欲しいです。

自分には関係ない、身代金なんか請求されるような資産を持っていない…と少しでも思ったあなた
既に潜在的な被害者であり、加害者になっていると思って良いかと思います。

※映像はいろいろと評価試験を行った結果、最も推奨したいセキュリティソフト「ESET」のPR画像です。

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