日立製作所、クラリオン売却 #クラリオン

15:40頃、日経の速報メールで知ったのですが、日立製作所は、フランス大手部品メーカのフォルシアに、クラリオンを売却すると発表しました。

クラリオンは、1940年（昭和15年）創業の白山無線電機株式会社を祖とする会社です。
戦後間もない1948年（昭和23年）に、日本初のカーラジオを開発発売したり、その後も日本初のカーステレオ、カセットステレオを販売した、車載音響機器メーカーの先駆的な会社です。

2006年（平成18年）に日立製作所にTOBにより連結子会社化しています。

日立製作所の子会社、日立オートモティブシステムズ株式会社（日立AMS）とは、オートモティブシステムグループを形成し、運転支援システム、自動運転システム関連の開発を共同で行っております。
東京モーターショーはじめとする展示会の日立ブースでは、この２社が共同展示していることが多いです。

カーオーディオやカーナビ等の売り上げ低迷が切り離しの原因の１つになっているようですが、日立製作所に限らず、大手メーカー系は目先の数字で事業売却が目立つ感じがしてなりません。

腰を入れた技術開発・研究は過去のものになり、都合よく企業を買収し、不要な部分を売り払う米国式のスタイルで良いのか疑問に感じます。

日立AMSと開発中の案件が直ぐにご破算と言うことにはならないと思いますが、技術の流出と育成のストップが危惧されてなりません。

そう考えたとき、最後の写真のメッセージが空しく聞こえます（苦笑）





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