自動運転に対応した道路交通法の改正案、道路運送車両法の改正案を閣議決定 #自動運転 #道路交通法 #道路運送車両法 #閣議決定

映像は国土交通省自動運転戦略本部の配付資料から抜粋しております。

昨年12月20日、警察庁が自動運転に対応した道路交通法の改正試案をまとめ、パブリックコメント（意見公募）を行いました。
また、国土交通省が同じく自動運転に対応した道路運送車両法の改正試案をまとめていました。

これらの改正案について、政府は閣議決定し、現在招集されている第198回国会（常会）に法案を提出し、成立をめざすそうです。

自動運転については、いろいろと関わり合いがあることなので、調査等を行ってきました。

１つ事故に対する考え方
国土交通省自動運転戦略本部の取り纏めている方針と改正案から凡そ想定していた内容になりそうな感じです。

まず、自動運転を行うソフトウェアの適合性
国の定める基準に適合したソフトウェアであることが定められる予定です。
この基準については、まだ策定段階ですので、注視しているところです。

また、事故が発生した際の損害賠償責任についても凡そ資料の通りになりそうです。
ここは、いろいろと勘違いされることが多い部分です。
スマホ等を見ながらのながら運転が全てＯＫのように報じられていますが、「危険回避等の為、運転者が直ちに手動運転で対応できること」と言う前提条件を忘れてはなりません。
「直ちに対応できる」を立証する為に、運転者の挙動を監視するシステムが必要になります。

事故調査についても勘違いが多い部分で、ドラレコの映像だけでなく、自動運転に必要な車載センサーの検知データ、ＧＰＳの受信信号、ソフトウェアの処理データ等、事故発生時、自動運転がどのように行われていたのかを解析できるデータ（ログ）の記録保管が義務付けられます。

あと、現在、情報収集を行っていることとしては、悪天候時の制御
降雪や激しい雨、霧等、運転環境が悪いときでも安全に走行できる技術の開発が行われています。ある一定の悪条件では、安全に停止させることも可能になりつつあります。
ただ、これらは発生し直面した悪天候に対する制御技術で、進路上に発生が予想される悪天候を回避する技術については、もう１つ検討が進んでいないように感じられます。
交通の流れを円滑に運用させる為には、ただ止めるだけではダメだと感じます。

この他にも、いろいろと関わっているテーマがあり、まだまだ調査、検討を要する感じです。






124697