台風9号、10号、要厳重警戒 #台風 #海水温 #藤原効果 #海しる

台風9号と10号に厳重な警戒が必要です。

まず、大型で猛烈な台風9号ですが、気象庁が23:45に発表した、23:00の実況では、石垣島の東北東約70km、北緯 24度35分(24.6度)、東経 124度55分(124.9度)にあって、北北西に15km/hで進んでいます。
中心気圧は925hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速75m/s
25m/s以上の暴風域は、全域 190km
15m/s以上の強風域は、全域 560km
です。

このあと、勢力を保ちながら東シナ海を北上し、明日には中国大陸・台州市方面へ進む予報が出ています。

おそらく、大陸に上陸したあと、黄海、朝鮮半島、日本海へ進むものと考えられますが、温帯低気圧に変わったあとも、強い雨雲が残ったまま進む可能性があります。
また、この進路には、秋の気配が南下しつつあり、前線面が形成され易くなっています。

そして、もう１つの大型で非常に強い台風10号ですが、気象庁が21:50に発表した21:00の実況では、小笠原近海、北緯 22度05分、東経 140度40分にあって、ほとんど停滞しています。
中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/s、最大瞬間風速は
60m/s
25m/s以上の暴風域は、全域 170km
15m/s以上の強風域は、全域 650km
です。

この台風10号が停滞しているのは、行く手を高気圧に遮られていることと、台風9号に引き寄せられる「藤原効果」が発生している感じがします。

台風10号の進路予想は難しい状態にありますが、間違いなく言えるのは、今後、更に勢力を強めることです。
台風10号がある海域、これから進むであろう日本近海の海水温は高い状態が続いています。
海面水温もそうですが、問題なのは表層水温
深さ50m付近の実況を海上保安庁の「海しる」で見ると25度近いところが広がっています。

更に、台風10号が日本に接近する頃、台風9号から変わった温帯低気圧が日本海に前線を形成するようなことがあると、厄介な状況になります。

海や山のレジャーに行く方の多いお盆休みを直撃する可能性も高いので、最新の気象情報に注意する必要があります。

余談ですが、海上保安庁の海しる、こう言うとき、便利です(^^)v








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