
8月22日、気象庁は、南海トラフ地震関連解説情報(第8号)について、発表しました。
以下、気になる点をピックアップしました。
【防災上の留意事項】(8月22日15時30分現在)
○ 令和6年8月8日に発生した日向灘の地震の後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。
○ 過去の世界的な事例をみると、大規模地震の発生の可能性は、最初の地震(8日の地震)の発生直後ほど高く、時間の経過とともにその可能性が低下していく傾向がありますが、最初の地震から1週間以上経過した後に大規模地震が発生した事例もあります。
○ 南海トラフ沿いの大規模地震(マグニチュード8から9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから切迫性の高い状態です。
○ 南海トラフ沿いで異常な現象が観測されず、突発的に南海トラフ地震が発生することもあります。
○ 南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、「日頃からの地震への備え」については、引き続き実施してください。
【2024年8月8日 日向灘の地震活動状況】
※余震活動は徐々に低下しているように見えますが、震源域の広がりを見せているところが来になります。
【四国中部で観測した短期的ゆっくりすべり】(8月16日~19日)
東海から四国の深部低周波地震(微動)活動に伴う変化が付近のひずみ計等で観測されていますが、これまでにも繰り返しみられている現象です。
※上記の様に説明されていますが、このデータだけみると大丈夫?と思ってしまいます。
【日向灘近傍のひずみ観測状況】8月22日12時00分現在
8月8日16時43分頃の日向灘を震源とする地震(M7.1)に伴うステップ状の変化が観測されていますが、地震後に通常みられる変化以外は今のところ捉えられていません。
※上記の様に説明されていますが、こちらも発表されているデータだけみると大丈夫?と思ってしまいます。
【日向灘及びその周辺域における超低周波地震活動】(2024年8●防災科研F-net○ 記録の波形相関解析によって既知の地震・超低周波地震の類似イベントを検出。
○ 17日以降は活動度低下
【資料全文】
南海トラフ地震関連解説情報(第8号)について [PDF形式:11.3MB]
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/22a/kaisetsu202408221530.pdf
#気象庁 #地震 #南海トラフ #日向灘地震
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Posted at
2024/08/23 03:29:43