年初来高値は13年振りの大納会

12月28日、東証は、本年の取引を終えました（大納会です）。

終値は、10,395.18円（前日比:+72.20円）と、今年、最高値を更新して終えています。

年初来高値で大納会を終えたのは、ITバブル（そんな恩恵全く無かったですが…（苦笑））と言われている1999年（終値：18,934円）以来、実に13年振りとなります。

株の格言から言えば、「寅千里を走り、卯は跳ねる、辰巳天井」
寅年は、虎は千里走るけど、千里帰って来てしまうので、株価は、上がったり・下がったりで、結局、安定せずマイナス
兎年は、兎の如く跳ねる様な感じで株価が上昇の兆しを見せ（実際は東日本大震災と民主党政権のお蔭で兆しを感じることは難しかったですが…）
辰年、巳年で、株価はピーク（天井）になると言われています（昇り龍のイメージで）。

ですので、大納会での東証の斉藤惇社長が「最後に辰年に相応しい跳ね上がりになった」とコメントしたのは、この格言を意識してのものだと思います。

さて、格言通りであれば、大発会以降も上昇機運が続くことになるはずですが…
年度末の３月までは続いて欲しいと願いたいところです。
ただ、株の格言には、「記録破りは赤信号」と言うのもあります。
これは、株価ではなく、出来高の方のことを指しますが、不幸な時期を過ごし過ぎた日本経済は、素直に踊れない体質になっていると思いますので、常に赤信号では…と、怯えながら進むことになるのではないかと思います。
これを払拭するだけの材料が出てくるか…ナカナカ難しいところだと思います。

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