期待以上でも以下でも叩く無責任

今日の日経平均の終値は、12,634.54円（前日比：+272.34円）でした。

後場に入り、日銀の金融政策決定会合の結果が、市場の予想を上回る内容であったことから株式市場は急騰し、また、円相場は、1ドル：92円前半で推移していたものが、95円前後まで急落しました（現在、NY市場では、96円前後まで円安が進んでいます）。

黒田東彦日銀総裁の打ち出した「量的・質的金融緩和」のメニューは、現在、出せるものは全て出した感の強い内容であった為、ここまで踏み込まないであろうと見ていた市場関係者も多かった様です。

ところで、もし、市場の予測通りであれば、どうなっていたのでしょう？
市場の動向は別として、所謂、市場関係者と呼ばれる経済評論家（他人の褌で相撲を取るのが専門の方々）は、「既に織り込み済みで目新しい内容はない」等々のコメントを出し、ネガティブな今後の予想を出したのではないかと思います。
勿論、予想以下であれば、失望感や、先行きの不安を煽るコメントを出し、トコトン叩く姿勢だったと思います。

で、結果が予想以上だった訳ですが、軒並み「出尽くし感」だの「次の政策が読めない」だのネガティブな内容ばかりコメントしています。
また、海外、特に金融不安重症患者の欧州の金融・財政関係者は、日本のやり過ぎ感に反感を持っていることもあり、早速、ネガティブなコメントを出しクレームチックな動きに出ています。

結局、良くても悪くても叩くだけの気楽な商売と言うことだと思います。
経済の専門家を名乗るのであれば、じゃ貴方が日銀総裁ならどうするのか述べてご覧なさい。
おそらく経済各紙にコメントを出している多くの自称経済の専門家の方々は、何も代替案を出せないと思います。
だって、人の出した知恵を批判し、欧州崇拝の中、日本の世の中を不安に導くのが仕事なんですものネ（苦笑）

無責任極まりない仕事だと思います。

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