「日本考古学発祥の地」碑

写真は、JR大森駅のホームにある「日本考古学発祥の地」碑です。

1977年（昭和52年）に、大森貝塚発見発掘100周年を記念して建立されました。

大森貝塚は、1877年（明治10年）、米国人の動物学者、エドワード・S・モースによって発見されました。
横浜から新橋に向かう車中、大森駅を出発して間もなく車窓から見える崖に貝殻の層があるのに気付いたのが始まりです。

発掘調査の結果、貝殻、魚の骨、動物の骨の他に土器や土偶、石斧、人骨片等、人の生活痕を示す出土品もあり、縄文時代後期の縄文人の生活痕跡（貝塚）であることが分かりました。

これが、日本で初めて学術的に縄文時代の遺跡の調査となり、日本の考古学の始まりとも言われる様になりました。

ところで、この大森駅は、ＪＲ京浜東北線の列車のみが停車する単独駅です。
乗換え接続している他社線もありません（京急の大森海岸駅までは約500m離れています）。
1日の乗降客は、ここ数年、90,000人～92,000人台を推移しています。
これは、単独駅としては、世界一位の乗降客数だそうです。
決して閑散とした駅ではありませんが、世界一位と言う記録は感じにくいかもしれません。

因みに、「日本考古学発祥の地」の記念碑 として、2009年05月20日にもブログアップしていました(^^ゞ

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