地震の話題を３つ

地震の話題を３つ

１つ目は、1月5日の緊急地震速報の誤報について
これは、茨城県沖と富山県西部の異なる２つの地域で、ほぼ同時に発生した地震を１つの地震として検知し、緊急地震速報を出したものです。
緊急地震速報の検知の仕組みを考えると止む無い誤報であったと思います。
緊急地震速報の仕組みに対して過度な期待、そして、無知と無学による不要論がありますが、本来の仕組みの目的、そしてシステム構成、もっと言えば地震発生のメカニズムを考えれば、現在の技術レベルからみれば、このシステムはかなり優秀なものだと思います。
事例を重ね、また、もう少し予算を豊富に使えれば、もっと良いものになると思います。

２つ目は、1月6日・00:54頃、千葉県北西部を震源として発生したM4.8の地震について
この地震は、初期微動もしっかり感じられる地震で、日吉では震度4の揺れを観測しています。
寝入りばなだったので、驚いて起きた方も多かったのではないかと思います。
震源の深さは80km
関東フラグメントと呼ばれる太平洋プレートの破断塊があるとする仮説が正しければ、正にこの不安定なプレート破片が関与していると考えられます。
東日本大震災のエネルギーが止まった茨城県沖での地震活動や地殻変動、その歪みが影響していると考えられる房総沖や最近の東京湾北部や千葉県北西部での地震
かなり警戒が必要と感じます。

３つ目は、04:38頃、伊豆半島東方沖を震源として発生したM4.4の地震と、05:48頃、伊豆大島近海を震源として発生したM4.6の地震です。
この地域は地震活動の活発な地域で、また震源の深さが10km前後と浅く、火山活動と連動しているケースもあるのが特徴です。
05:48頃の地震の後も余震と思われる微細な地震活動が続いているようで、こちらも注意が必要と感じます。

何れにせよ首都圏の複数の断層や地殻構造でキシミが大きくなっているように感じます。
防災設備、備品、また災害発生時の連絡体制や避難場所について、改めて点検しておいた方が良いように思います。






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