JAL A350-900 お披露目 #JAL #A350

6月20日、JALが新たに購入したA350-900のお披露目を行いました。

A350は、当初、B787に対抗すべくA330を改造してリリースする計画でした。
この頃、エアバス社は大型機A380の開発に注力しており、中型機の新規開発の余力がなかったことが背景にあります。

対するボーイング社は、中型機B787の開発に注力していて、大型機はB747の改修でB747-500をリリースしました。

この両社の大型機と中型機への開発姿勢の差は、両社の明暗を分けることになりました。
残念ながら大型機の需要が先細りA380は、生産開始から僅か17年、234機を生産した時点で、生産中止となっています。

B787が当初、様々なトラブルで安定した運航が確保できない状況下で、エアバス社が新規開発の中型機をリリースしていれば、大きくリードできるチャンスでしたが、A330改修案では、市場を奪うことが出来ませんでした。

遅ればせながら中型機にシフトする形で、新たにA350の設計を新規に起こしたのが、今回、JALに納品されたA350-900です。

機体には流行りの新素材を多用し、エンジンも低燃費タイプ
燃料は従来機の25%削減が見込めると言う優れものです。
更に胴体の幅が同クラスの航空機よりやや広く、JALの普通席の仕様で、B777-200と比べシート幅が1.5cm広くなっているそうです。
座席そのものも新しいデザインで、全クラス、個別の座席モニターを装備しています。

JALでは、今回、納入された初号機から3号機までをA350就航記念の特別塗装として運航する予定で、営業路線には、9月から東京－福岡に導入予定だそうです。

現在、JALは、A350-900を18機、胴体延長型のA350-1000を13機、オプション（優先購入権）で26機を契約しています。
導入機は、老朽化したB777の置換えとして活躍する予定です。

JALが運航したエアバス社の機材としては、JASから引き継いだA300がありますが、新規発注は、今回のA350が初めてとなります。

主要路線に順次、投入される予定なので、楽しみです。

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