関東フラグメントの動きを警戒 #地震 #緊急地震速報 #関東フラグメント #産総研 #国土地理院

ズンズン、ガタガタと言う揺れとそれに伴う家財の音、そして、携帯やＰＣから流れる緊急地震速報のアラーム音が揺れと共に鳴り響きました。

地震発生は5月6日・01:57頃、震源は千葉県北西部（北緯35.6度、東経140.1度（千葉港の千葉ポートタワー付近）、震源の深さ約70km）、地震の規模はM5.0と推定されています。
この地震で、気象庁は緊急地震速報を発表しています。

さて、まず緊急地震速報が発表された5月4日・22:07頃の地震との関連性を考察してみました。
この地震の震源の深さは約50km、震源は千葉県旭市井戸野付近
今回の地震の震源の深さは約70km、震源は千葉県千葉市中央区中央港
少し離れていますが、震源の深さから見ると、太平洋側から潜り込んできたプレートが関連しているようにも見えます。

震源が深いので活断層よりは、プレートの方を疑いますが、念の為、この付近の断層や過去の地震の記録も調べてみました。

関連しそうな断層は東京湾北縁起震断層（但し、首都圏の関東平野全般に言えることですが、人口密集地であり、堆積物が厚い地形の為、調査は不十分です）。
今回の震源に近い部分に京葉線と総武本線の間を通る感じで横たわっていますが、第四紀に入ってからの活動歴がないことから関与は低いと考えられます。
一応、産総研の地殻可視化ツールでも見てみました。
残念ながら地下43kmまでしか表現できませんでしたが、見える範囲で特に問題になる構造は見当たりませんでした。

次に東京湾北部の地震として、思い浮かべるのが、2005年6月1日にM4クラスが連続して発生した地震です。
この時の震源域は、今回の震源よりやや南で、震源の深さも約28kmと浅く、これの発生メカニズムともやや異なる感じがしました。

そう考えて行くと震源の場所、深さからして、以前から何回か指摘していますが、関東フラグメントの関与が疑われるかと思います。
産総研が2008年10月10日に発表している「首都圏直下に潜むプレートの断片と地震発生
」が、分かりやすいモデルだと思います。

2012年1月28日以来続いた西側でのグラグラと北縁でのグラグラを考えると、やっぱり関東フラグメントの存在が想定されている地域での地下のバランスが悪くなっているように感じます。

警戒を要するのではないかと強く感じます。












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