海岸通り地区、都市計画の変更提案 #横浜市 #日本郵船 #三菱地所 #宇徳 #海岸通り #日本郵船歴史博物館 #横濱ビル #創造空間万国橋ＳＯＫＯ #再開発

1月4日、横浜市は、平成30年（2018年）10月に拡大指定された都市再生特別措置法の規定に基づく都市再生緊急整備地域の海岸通り地区の都市計画について、日本郵船、三菱地所、宇徳から都市計画の変更について提案があったと発表しました。

同地区の再開発については、環境影響評価手続（97.（仮称）横浜市中区海岸通計画　環境影響評価手続、最終更新2021年12月17日）が行われ事業進捗中です。

今まで、日本郵船歴史博物館と隣の横濱ビル、倉庫を取り壊し駐車場になっている運河に面した地区（提案資料のＡ地区）が中心の計画でしたが、万国橋通りに面した旧倉庫を活用した「創造空間万国橋ＳＯＫＯ」を含めた再開発計画への変更を提案しているようです。

この計画、立案当初から注目していて、特に昭和11年（1936年）に竣工した日本郵船歴史博物館（旧・日本郵船横浜支店）の扱いについて注視していました。
当初は、丸の内の日本工業会館や東京中央郵便局のように基本的に取り壊し、一部外壁保存する計画でしたが、その後、全体保存に変更され、一安心したところでした。
変更提案でも保存は継承されており、歴史博物館としての機能の他にホテルとして活用する計画になっています。

写真では分かり難いですが（写真だと右手側に写っている低いパーティションの台座部分）、入口を入り正面から右手にカウンターの様な石造りが続きます。
これは戦前、外航航路の旅客カウンター（現在の空港の手続きカウンターのような感じ）として機能していた部分の名残です。
ホテルへのイメージ図では、ここがホテルのフロントとして活用される絵になっていました。

この建物、戦前は研修施設も兼ねていて（現在の航空会社の訓練研修センターのような機能）、客室係りの研修、料理人の調理研修施設もありました。
日本郵船の外航航路客船の拠点となる施設でした。

これが、取り壊されることなく（建築様式も素晴らしい）保存活用されるのは、とても嬉しいことです。

※日本郵船歴史博物館の館内は撮影禁止で、この写真は2008年11月9日に許可を得て撮影しております。
また、再開発にかかる資料は、横浜市のプレスリリース資料を使用しております。













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