ロシア海軍の動向 #防衛省 #統合幕僚監部 #ロシア海軍 #ウクライナ情勢 #侵略準備

緊迫するウクライナ情勢（オリンピック期間中の不戦精神を守ったとアピールする為、北京オリンピック閉幕と同時に侵攻の可能性が高い）ですが、侵略国家ロシアと国境を接し、ロシアと敵対する西側陣営に属する我が国の周辺のロシアの状況を再認識しましょう。

防衛省・統合幕僚監部のプレスリリースを振り返ります。

まず、2月15日に発表された、2月1日以降の日本海及びオホーツク海南部でのロシア海軍太平洋艦隊24隻の動向です。
流氷が確認されているオホーツク海を砕氷艦を伴い艦隊行動している姿を誇示することは、この時期でも行動能力があることを示し、米国・日本を牽制する意味合いが含まれていると考えられます。
また、艦隊構成に揚陸艦、キロ級潜水艦（これは改良型の636型）、病院船が含まれていることにも注目する必要があり、渡洋上陸作戦能力を誇示するものです。

通常、防衛省・統合幕僚監部の発表は、警戒対象艦艇・航空機のルートを明らかにすることが多いですが、本件の詳細は発表されていないことも注目すべきポイントの１つだと思います。

もう１つは、2月17日に発表された、2月16日・22時頃、宗谷海峡を通過した9隻の艦隊
艦隊行動のサポート的な要素が強い構成で、ロシア太平洋艦隊の動きが活発化していると考えられます。

ここからは、少し妄想的な話しですが、日本の商船の多くは税金対策等により便宜置籍船が多いです（パナマ、リベリア等）。
仮にロシアがこれらの国に難癖をつけ、交戦状態になった場合、ロシア海軍の潜水艦は、交戦国の商船を通商破壊の目的で攻撃する方便を手に入れることになります。
実際には、便宜置籍船の問題や旗国主義的に敵国の商船であっても攻撃することの国際的な法解釈は分かれるところですが、自国の利益の為なら略奪を厭わないロシアの民族性を意識しておくことは必要です（満州、南樺太、千島で起こったこと、シベリア抑留のことを思い出して欲しいです）。



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